飛騨/ 江馬下館



ファイルNo0418

主殿・庭園が復元されています

                            復興主殿

@ えましたやかた 
  別名 

A住所: 飛騨市神岡町殿 
     旧:吉城郡神岡町
B目標地点:道の駅宙ドーム神岡

C形式:平城  D比高:−−m 
E現況:畑地・山林

F遺構等:庭園・堀・土塁
G時代/人物: 室町期/江馬氏
H満足度:
凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  1分


J撮影・訪問時期:2002年08月・2017年05月
            2024年03月

  
発掘調査中の館の庭園跡

【道案内】

国道41号線の飛騨市神岡町、船津北の信号で国道471号線に曲が船津橋で高原川を渡ると国道は右折で、そのまま国道を進みます。道の駅「宙ドーム神岡」先の江馬町の信号で左折し、約100m先を右折で山麓の道を進みます。約100mほど先の右手が館跡です。(円城寺の手前:円城寺には江馬輝盛の墓があるそうです。)

 


【現況・訪城記録】

2002年、館跡は発掘調査中でした。巨石を使った庭園跡があり、これは飛騨国司姉小路氏とかの影響があるのでしょうか? いずれにしても武家の庭園跡は全国でも少ないものです。
 <武家の庭園 
   上平寺館(滋賀県) 岩神館(滋賀県)
   北畠氏館(三重県) 高梨氏館(長野県)
   東氏館(岐阜県)  大内氏館(山口県)など>

2008年に主殿・門が復興され、庭園が整備されました。また、西の堀が整備してありました。国道471号線を進めば新穂高・平湯(奥飛騨温泉郷)・安房峠です。そのまま白骨温泉・上高地の入口を通り松本に抜けます。昔は松本に抜けるためによく通りましたが・・・。

2024年、神岡の他の城跡に行くついでで寄りましたが、3月31日まで冬季休業で休館、門も主殿も塀も覆いが被ってて中に入れないだけでなく外観も見ることができなかったです。^^;

【歴史】

築城時期・築城者は明らかではありませんが、少なくとも江馬時経の頃(天文年間<1528〜55年)の頃)には江馬氏の居館となっていたと考えられます。詰城として背後の山に高原諏訪城があります。なお、武田氏の飯富昌景が江馬氏を従えた時に現在の神岡城の地に館を構え、これを江馬之御館と呼ぶため、混同を避けるため、ここは江馬下館と呼ぶようです。

2002年当時

西堀
  
2002年当時
  
整備された庭園          復興主殿
復興門
薬研堀
新穂高
ロープウェイ展望台より
白山方面
雪のないとがった峰が槍が岳(中央左)
焼岳

近くの城・関連の城:高原諏訪城