西三河/ 滝脇城+滝脇陣屋



ファイルNo0317

       滝脇松平氏菩提寺 長松院(滝脇城居館) 

@ たきわきじょう  たきわきじんや 
  別名  

A住所: 豊田市滝脇町石切洞〜西洞
     

B目標地点:滝脇小・専光寺・春日神社・長松院
C形式:平城  D比高:−−− 
E現況:山林 他

F遺構等:陣屋=郭・堀・石垣
G時代/人物: 戦国期/滝脇松平氏
H満足度: 凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
   滝脇陣屋=長松院から5分
  

J撮影・訪問時期:2003年10月・2005年5月

  

道案内  

岡崎市中心部より国道248号線で北上、岩津於御所の信号で県道39号に進み、門立の信号で県道338号線へ右折、すぐ市道に入り奥殿陣屋前を通過し、岡崎市と豊田市の境まで行きますと段丘先端に専光寺と春日神社が並んで見えます。専光寺の裏に長松院があります。

訪城備忘録

2003年10月
日影城を探してこの辺に来たのですが、日影城の位置が特定できず断念しました。また、この日は滝脇陣屋の存在も資料を見ていなかったため判っていませんで、結果的にパスしてしまいました。滝脇城の位置がはっきりしていません。岡崎市日影町にある城(日影城)を滝脇城とする説と滝脇小の北側にある削平地を滝脇城という説があるようです。滝脇城の居館は現在の長松院と推測されています。

長松院を居館跡とした場合、日影城は群界川を挟んで対岸の山の尾根先端、滝脇小側は長松院の裏手の山という位置関係となり、位置からすると滝脇小側の城跡が滝脇城で、日陰城は大給松平氏が進出してきてからの監視の城の感じがします。滝脇小側の城跡には行っていませんが、資料では削平地は現在は遊歩道の付いた雑木林になっているようですが、堀切などの城としてもパーツが無く城跡と断定するには決定不足のようです。滝脇陣屋は長松院の西側の竹薮です。長松院がある辺りは専光寺・春日神社のところとあわせて少し高台になっていて、なんとなく城跡という雰囲気があります。
2005年05月
長松院の西側は10mほど低く畑地になっています。その先にびっしりと竹が生えている竹薮が畑地より3mほど高い位置にありますが、これが滝脇陣屋跡です。良く見ると石垣らしいものが確認できますし、南北の郭に段差が確認できます。畑地と竹薮の間には窪地が南北に続きますがこれは堀跡のようです。

滝脇陣屋
歴史

滝脇城:滝川松平氏は松平宗家(岩津城・安祥城)三代信光の子、四代親忠より分家した九男乗清を初代とします。(大給松平氏も親忠より分家) その後、乗遠ー乗高となりますが、大給城松平氏の四代親乗の侵攻で初代から三代まで討死しています。長松院に三代のお墓があります。

滝脇陣屋:松平乗次が600石にて入り陣屋を構えました。
専光寺山門   専光寺と春日神社の間の切通
  

近くの城・関連の城: 日影城