近江 柏谷山砦+大谷山砦



ファイルNo3200

賤ケ岳の戦い、柴田氏方砦

                            柏谷山砦主郭

@ かしたにやまとりで+おおたにやまとりで 
  別名 

A住所:長浜市余呉町小谷
    旧:伊香郡余呉町

B目標地点:
C形式:山城  D比高:170m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀
G時代/人物:戦国期/徳山氏?・不破氏?
H満足度: 凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  50分

J撮影・訪問時期:2017年01月

  

道案内 

北陸自動車道木之本インタを下り、国道8号線を横切り国道365号線に入ります。約6Km先で旧余呉町役場で、そこより2.5Km先の国道沿いの左側に史跡案内板があります。ここで左折し池原集落方向に向かいます。左折して200mほどで右折し400m程を道なりに進むと毛受兄弟の墓所です。ここから登ります。登山道はしっかりしており、最初の案内板のある大きな分岐点のところから左手に登って行きます。(右手は林谷山砦) ピークまで登ると尾根が右手にカーブしながらさらに登りますと。しばらく行くと大きな円弧を描いた堀底道に出ます。ここから上が中谷山砦での推定地で、ここをしばらく登ると中谷山砦の標柱が立つところが橡谷山砦です。登山道でここの手前「(行市山)頂上まで2300M」の標識の手前右手藪をかき分けて支尾根を下って行くと柏谷山砦です。さらに柏谷山砦の北端から見て、斜め右と斜め左にに尾根が伸びていますが、斜め左方向へ下っていくと大谷山砦です。 

訪城備忘録

登山道から離れた支尾根にある砦跡です。この周囲は熊の出没もあり、人里からも離れていますので充分注意して見学が必要です。 また、夏場は相当に藪状態と予測されます。くれぐれも見学には注意してください。 橡谷山砦から支尾根の斜面を下って行くと、斜面に低い土塁が残存しており、その先に低い土塁が巡った主郭があります。大谷山砦はさらに尾根を進んだところにあります。西下には林道が見えるはずですが、尾根の両サイドは急斜面で、竹がけっこうあり、また、腐って折れた竹も多く、降りれるものでもなく、林道はほんんど判らなかったです。城域は南北に長い城域で土壇状の郭がありました。土塁状も箇所もあるんですが、どこまで遺構なのかよくわからんでした。^^;

柏谷山砦への斜面
歴史

天正十一年(1583年)、賎ケ岳の戦いの際の柴田勝家方の砦です。
柏谷山砦は徳山五兵衛秀現、大谷山砦は不破彦三勝光が守ったとされるようです。

土塁越しの主郭   柏谷山砦        土塁
地理院地図より
柏谷山砦
登山道の分岐点         斜面の低い土塁
主郭
土塁と虎口状          土塁と帯郭状
主郭
大谷山砦 
土壇状

近くの城・関連の城:毛受兄弟墓橡谷山砦別所山砦行市山砦