美濃 下麻生城



ファイルNo4057

岐阜のグランドキャニオン・・・?^^;

            堀切            

@ しもあそうじょう 
  別名  

A住所:加茂郡川辺町下麻生
B目標地点:遠見山
C形式:山城  D比高:160m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・城池
G時代/人物:戦国期/稲葉氏
H満足度: 凸+☆
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2024年06月

  

道案内    ←登城口

東海環状道の美濃加茂インタで下り、国道41号線バイパス(美濃加茂バイパス)を北上します。約5.6km先、国道418号線との分岐(国道41号線旧道<現県道371号線>との合流地点、新山川橋北詰の信号<川辺漕艇場北の信号>)の地点で下呂方面に国道41号線を進みます。約4km先、(下麻生駅の横を越えて約1km先)下麻生の信号で逆Vで左折します。約150m先で右折しすぐをまた右折しすると右手が駐車場、左手は平和錦酒造(清酒金泉)さんがあります。この先約150m左が登城口です。

訪城備忘録

城に行くというより遠見山から南天の滝を巡るハイキングとして遠見山へ登る方が大勢おいでになるという感じです。岐阜のグランドキャニオンと言うようです。(笑) 麓から見ると岩山がそそり立ってます。登城口からJR高山本線の細い人用のトンネルくぐり、やや左手から登って行きます。道に標識やロープが設置してありますので登りで迷うことは無いですが、急な斜面でややきついです。尾根まで登ると左手は見晴らし岩、右手は主郭方面(遠見山)です。まずは見晴らし岩から行きます。

少し登るとピークがあり小郭でもあったかというような箇所で、そこから少し下がったところが見晴らし岩です。先端に大きな岩があり、足元は麓まで岩の断崖です。高所恐怖症ではないけど、けっこう怖い。(笑) 目の前に大きく蛇行する飛騨川と対岸の下吉田集落の台地が一望できます。

戻って尾根を進んで登ると城域です。最初に「城池」と呼ばれる池があります。水は満々と満ちてます。この山でどこから水が来るのかな?この池の左手先端が遠見岩です。ここからも美濃加茂方面の眺望がいいです。米田城もはっきり見えます。

遠見岩から主郭であり遠見山山頂にある秋葉神社へ向かいますが、その手前、北へ延びる尾根側に大きな堀切があります。この城唯一の明瞭な遺構です。けっこう尾根を抉ったようにあり、土橋があります。両サイドの堅堀も急で長く延びています。主郭の秋葉神社は山頂の祠と言う感じです。ここからの眺望もいいです。

城としては砦程度という感じですが、堀切は一見の価値はあり、遠見山からの眺望もお勧めです。

歴史
案内板

築城時期は定かでは無いですが、稲葉良通(一鉄)が支城として築城したとされるようです。稲葉氏の家臣の井戸七郎兵衛が入ったとされますが、天正十年(1582年)、金山城の森長可に攻められ落城したとされるようです。


城池     主郭
見晴らし岩からの眺望
麓から見晴らし岩を遠望
現地案内板より
  
見晴らし岩を遠望
見晴し岩
見晴し岩
見晴し岩から眺望
見晴し岩から飛騨川を見る
城池
 遠見岩
遠見岩からの眺望
左手前の山は米田城(愛宕山・米田富士)
堀切を上から 
堀切と土橋
堅堀
尾根側から堀切と土橋
堀切
堅堀
主郭を下から
主郭
主郭からの眺望
主郭からの眺望
主郭からの眺望
城池横の平坦地
主郭を下から遠望<左手端の建物は拝殿風>

近くの城・関連の城:米田城 八坂山城