伊勢/ 家所城



ファイルNo0991

                        主郭土塁           

@ いえどこじょう 
  別名
A住所:津市美里町家所
    旧:安芸郡美里村家所城山

B目標地点:辰水小ー明顕寺
C形式:丘城  D比高:40m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀・堀切・石垣・説明板
G時代/人物: 室町期/家所氏
H満足度:
凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  5分

J撮影・訪問時期:2004年03月・09月
         2021年01月
   

  

道案内  

伊勢自動車道津インタを下り、右折して県道42号線で安濃町に向かい、2.4Km先の曽根の信号で県道42号線は右折ですが直進して653号線に入ります。1.5Km先の安濃町役場前の信号で左折して県道411号線に入ります。県道を道なりに5Km進むと家所地区で信号を直進し(この左手の丘が城跡)300mほどで右折し200mほど行くと民家の脇に左へ山に向かう細い道があります。この突き当たりから城跡に入ります。この路地付近には駐車できませんので注意ください。
(あるいは安濃町草生からクリーンロードで南下して県道657号線交差で左折し600mで家所の信号です。 または、津インタから国道163号線で美里方面に向かい五百野で右折して1.8Km先です。)
 
訪城備忘録

城跡に入る角の民家がご子孫との事です。 城跡には南側から入ります。説明板の所から少し登ると虎口です。この南面斜面に石垣の痕跡もある感じですが、当時のものかな。主郭東南角下にわりとまとまった石積みも残るようです。虎口には一列ですが石垣(石列)があり、大手門跡の標柱のところに二段の石積みが痕跡のように置かれます。

主郭は大変広く、主郭周囲は土塁が巡ります。 主郭の大きさは30m*25mと資料にはありますがそれ以上に広く感じます。北側の土塁が特に高く、現在は片方には祠が置かれ、もう一方には見張り台との標柱があり、この二つの間に抜け穴跡の標柱が立ちます。 祠のあるところが主郭の中央で確かに祭壇のような感じもしますが、高さは一番高いです。

主郭東側、西側には空堀がありますが、特に、東側は土塁天面から5mほどある深い堀です。その先の尾根側にL字の土塁が残る郭があり、東に延びた尾根をさらに進むと薄く浅い堀切状を2条越えると尾根先端はU字状に土塁が巡る郭が残ります。ここから北側へ下りて北側に伸びる尾根を進むと先端にハの字の土塁が残る郭があるようですが、行ってません。西側空堀を北に進んで行くと主郭の北側の什心寺跡があり、この東側にも三段ほどの郭がある感じです。

歴史

長野氏四代藤房の子の祐歳が貞治元年(1362年)に築城したとされます。 その後八代続きますが、織田信長の侵攻で廃城になったとされます。 <現地案内板より>

大手石垣      抜け穴?
現地案内板より
主郭の茂み
  
虎口を下から
虎口周辺
虎口周辺
主郭南虎口から
主郭土塁
主郭土塁
主郭土塁
主郭と井戸?
主郭北側土塁
主郭北側土塁見張り台
主郭北側土塁
主郭東下空堀
主郭東下空堀
主郭切岸(空堀越し)
空堀先の東尾根根元の土塁
空堀先の東尾根根元の土塁
東尾根の堀切状
東尾根先端の郭と土塁
東尾根先端の郭と土塁
主郭南西側切岸
主郭南西下空堀と土塁

近くの城・関連の城:長野城 細野城 草生城 ※