伊勢/
草生城



ファイルNo0036

長野氏(工藤氏)の分家の城。 長野城などに比べ縄張りは技巧的で、よく残っている。

                            主郭周囲の空堀

@ くさわじょう 
  別名 

A住所:津市安濃町草生
    旧:安芸郡安濃町草生 

B目標地点:西蓮寺 
C形式:平山城  D比高:40m 
E現況: 山林 

F遺構等:空堀・土塁・説明板 
G時代/人物:戦国期/草生氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  県道28号沿いの現地案内板より5分

J撮影・訪問時期:2004年09月

  
主郭櫓台

【道案内】 

旧芸濃町役場から県道28号線を南下し、草生集落の中の郷のバス停付近で28号は右折(右角に経ケ峰(山)へのイラスト案内板があります。その中に草生城も描かれてあります。この案内板は経ケ峰口のバス停の所にもありました。)、そのまま28号線を登り西蓮寺前を過ぎ300mほど行くと右手に説明板が建っています。この脇のフェンス沿いに5分歩いて行くと前方が二の郭・左手に主郭とそれを巡る空堀に至ります。
(伊勢自動車道津インタからは県道42号を北上し曾根橋で県道653号線に入り旧安濃町役場を過ぎグリーンロードで左折し、次の草生小南の信号で右折し中の郷のバス停で県道28号に左折です。)



【訪城備忘録】

主郭を巡る幅2m程度、高さは主郭側から5m程度の空堀が明瞭に残ります。主郭は2段となっており一段高いところは櫓台の跡と思われます。主郭の櫓台側の虎口に2段程度の石積みの列が有ります。自然のものには見えないのですがどうなんでしょう? 二の郭の削平地は結構広いという印象です。土塁も2mほどの高さがありしっかりと残っていました。



【歴史】

この城は、経ケ峰東麓の標高130mの丘陵端部に築城された城跡で、東西に250m、北に90mの規模です。正確な築城年代ははっきりしませんが、城主は国人領主長野氏一族の草生氏です。 草生氏は南北朝時代に長野氏五代豊藤のころ分家いたといわれています。家所・細野・分部の一族各家と共に「長野の与力」とされています。安濃城が落城した際に草生氏も織田信長の配下になったと言われています。  ≪現地案内板より:安濃町教育委員会≫


   
  
二の郭の土塁
  
主郭
  
現地説明板より
空堀
石積み?
土塁
  

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