近江 | 長法寺城 長法寺遺跡 |
ファイルNo2917 |
城跡は単調な感じですが、山岳寺院跡は石垣がすごい遺構
@ ちょうほうじじょう |
道案内 ←長法寺城 ←長法寺 ←登山口のひとつ | |||
琵琶湖の西岸、国道161号線を琵琶湖大橋のところから北上すること約25Km地点、琵琶湖に鳥居が建つ白髭神社のところより1.4Km先、国道161号線と高島町市街地に入る道(旧161号線)との分岐を斜め左に入り市街地に向かいます。JR湖西線近江高島駅を目指し、駅の西側(城山台側)の北側から回り込むと円光寺、大善寺前を通ります。この道の一番奥の神社(日吉神社)に至り、この神社の奥より(案内標柱有り)山道(この分岐点は標識がありますが、藪化してますので、通り過ぎないでください)を砂防ダムまで登ります。さらに案内板に従い尾根まで登り、尾根にある案内板に左手打下城、右手馬の足の標識で右手を進みます。山道を10分ほど進みますと馬の足、さらにその上が下の鼻打です。(双方標識有) 下の鼻打に登ると琵琶湖の眺望がすばらしいです。下の鼻打からさらに5分登ると、直進長法寺、右手見張り台・ろくわ石の標識があります。ここを直進して比高で100mほど下りる(時間で10分くらい?)と2本の鉄塔があり、この下が長法寺で、その先が長法寺城です。城山台団地から登るには団地の西端からダート道を湖西線沿いに300mほど行って山に向かって進み、山のふもとの砂防ダムの手前(万葉集の歌碑が建っている)で左折し山沿いを200mほど進んだところから山に入り、七廻りを登り(途中道の一部が崩れていたりしてますので通行には注意)、七町坂(谷筋)を進み、蓮池を越えて行くと長法寺城の北側の堀切に至ります。 |
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訪城備忘録 | |||
前回途中で断念しました。今回も前回同様のルートで日吉神社側から登り打下城の尾根からさらに上へ登ります。比高で60mほど登ると長法寺遺跡と見張り台・ろくわ石の分岐点に至ります。ここから長法寺方面に道は下っています。比高で100mほど下りかな?急に視界が開け、琵琶湖などが見えます。さらに下りると鉄塔が二ケ所あり、二か所目の先を左に入ると長法寺遺跡の西の尾根上段の削平地に至ります。 長法寺は南北に通る谷筋に本堂を含めた主要部があり、西の尾根に大きく三段ある坊群があり、東の尾根に長法寺城があります。寺遺跡には多数の坊跡と石垣などが残り、谷間の北端に本堂があり、南端に鐘楼と言われる小高い丘があります。、この鐘楼は櫓台ですね。谷間にあって長法寺城より低い位置にあるにも関わらずこの鐘楼からは湖西の道が見えます。城は南側に寺から登ってくる城道に続く虎口があります。城域は連郭式で3つの郭で構成され、中間には土塁がコの字で構築され平虎口になってます。北側には土橋状の通路と北の虎口があり、今は道になってますが堀切があります。ここから打下城側に戻らなくて、このままもうひとつの登り口へ下りて行きました。城から500m下りたところに蓮池と呼ばれる池があります。水は夏場でもわりと綺麗でした。その後、どんどん下るんですが、下りでも長く感じました。今回の訪城は夏場8月でしたんで、もう汗だく。少し涼しい時期に登る方がいいですな^^; 2020年01月に再訪しました。寒い時期は登りやすく、木々も枯れているため長法寺遺跡は見やすかったです。それにしても、ここの石垣の量はすごい。城の方は冬の時期でも見難いままでした。この日、打下城全域とここ長法寺遺構、城跡で山中に5時間いたことになります。 古代城である三尾城(みおのき)の所在について諸説あるようですが、この長法寺の地域、あるいは、その後方の通称見張山 が比定されるようです。 |
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長法寺は平安期、天台宗の慈覚太師円仁によって創建されたと伝わりますが、正確な事はわからないようです。 長法寺は大山寺(城)などと高島七ケ寺のひとつと言うようです。長法寺城も築城時期は不明ですが、寺との構造がまったく違い土の城であるため、戦国期に入り、動乱の中築城されたようです。永禄三年(1572年)に織田信長に焼き打ちされたと伝わるようです。 参考資料:滋賀県教育委員会 http://219.122.56.189/file/attachment/2042768.pdf |
打下城経由で長法寺遺跡への道 |
麓から七曲り道経由で長法寺へ |
長法寺遺跡 |