近江/ | 東野山砦 |
ファイルNo1382 |
賤ケ岳の戦いの羽柴方砦。 戦国末期の縄張りを持つ砦跡
@ とうのやまとりで・ひがしのやまとりで |
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【道案内】 北陸自動車道木之本インタを下り、国道8号線を横切り国道365号線に入ります。6Km先の余呉町役場を過ぎた所を右折し、さらに200m先で左折し、中之郷の集落内を国道に並行して進みます。600m先、余呉小学校の手前、道路沿いに東野中之郷林道の木の標識がありますので、ここで右折し、北陸自動車道を陸橋で越えて林道に入ります。ここから約2.5Kmの山道を登った先に東野山砦があります。途中林道にY字分岐がありますが、左手(東野 方面)へ進みます。この林道は、倒木・小さな落石が多く、道路上もあちこちでへこみ・崩れがあり、走行にはビビりました。ただ、輪立ちはさほど深くないので、へこみや倒木を避けながらでなんとか登れます。しかしながら、行かれる方は充分に注意してください。(林道は城跡を越えたところで終点?のようですので、城跡付近でUターンして戻ってください。) 歩いて登る場合は、余呉小学校の先400mで右折し、東野コミュニティセンタを越え、北陸自動車道のガードをくぐると 東野山の説明板があります。直進して20mほど登ると白山神社があり、ここから登るようです。 しかし、比高300mでしかも山深いところだし、ひとりで登るのはとても危険で無理・・・熊もいそうだしな。 【訪城備忘録】 砦跡は2mほどの土塁が巡る20m四方の郭が4つ、その全体を堀が巡るという感じです。郭は主郭内部が斜面を利用した二段になっていて、下段の郭は同じ高さで次の郭に繋がります。4つの郭は輪郭状に繋がります。陣城ではありますが、縄張は戦国末期の城郭のミニチュアを見てるような感じがします。 2014年4月再訪 林道途中が土砂崩れで通行止めになってました。Y字の分岐から歩くことになります。まぁ。下から歩くよりはましです(笑) 2016年11月再訪 林道そのものは復旧してます。(しかし、2017年1月にまた崩れたようですが) 【歴史】 東野山は実山(さねやま)とも呼ばれ、京極氏、浅井氏の時代にはその配下にあった当地の豪族の東野豊前守一族の城でありました。天正十一年(1583年)の賤ケ岳の合戦時には、羽柴(豊臣)秀吉方の佐和山城主の堀秀政がここに砦を築き、行市山の柴田勝家方の佐久間盛政に対峙したとされます。 <現地案内板より> |
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