近江・越前/ 玄蕃尾城



ファイルNo0819

土の城ながら、織豊期縄張り・遺構がすばらしい

          主郭虎口

@ げんばおじょう 
  別名  内中尾山城
A住所:敦賀市刀根60号字外ケ谷5−1
    〜長浜市余呉町柳ケ瀬 
 旧:伊香郡余呉町柳ケ瀬字北尾624−1

B目標地点:県道140号線柳ケ瀬トンネル
C形式:山城  D比高:300m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀・碑・説明板
G時代/人物: 戦国期/柴田氏
H満足度:
凸凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
 
峠下駐車場より20分 駐車場から比高120m
J撮影・訪問時期:2001年04月・2004年04月
            2014年11月・2015年11月
       2016年11月・2019年04月・05月

  

道案内   ←登り口

北陸高速道木之本インタを下り、国道8号線を横切り国道365号線に入ります。12.5Km先でY字になりますので右側の県道140号線に入ります。県道に入ってすぐに1車線の柳ケ瀬トンネル(信号有り)です。約1Kmのトンネルを出てすぐ右折し林道を進みます。道案内標識に従い2Kmほど進むと車数台止められる箇所に至ります。ここより峠まで登りさらに尾根伝いに柳ケ瀬山(中尾山)まで行きます。 
訪城備忘録

城跡は柳ケ瀬山(中尾山)山頂にあります。尾根伝いに歩いていると眼下に北陸高速道が見えています。城跡は復元整備はされており大変見やすくなっています。ほぼ縄張りが完存していると言え、土塁の城がこんなにかっこいいと思えた城は伊豆の山中城に匹敵します。陣城でありながら、主郭を中心に南北に角馬出し、それにつながる土橋・郭を配し、周囲を空堀が巡り、完成度の高い土で構築された織豊期の縄張りが残ります。櫓台(天守台)には礎石も残るため、簡単な井楼の櫓ではなく、堅固な櫓があったのかもしれません。 2014年、秋の初めての訪城しました。紅葉がなかなか綺麗です。
【2016年11月訪城】
2014年から三年連続の11月訪城になりました。
【2019年04月・05月訪城】
4月、5月と連続の訪城でした。4月は桜はまだまだの状態でしたが、5月は新緑が映え、やわらかい光の加減もあるでしょうが、より綺麗な風景に見えました。

馬出し郭
歴史

玄蕃尾城(内中尾山)城は、滋賀県と福井県境の柳ケ瀬山(内中尾山)山頂に、天正十一年(1583年)の賤ヶ岳の合戦の際に柴田勝家が本陣を構えたところです。築城時期が極めて限定された時期(天正十年・十一年)の城郭遺構であることから中世城郭の完成度の高い遺構として築城技術を考察する上で重要であり、また、遺構が良好に遺存している事で貴重な遺構と言えます。 <現地案内板より>

玄蕃尾城の追加ページへ(2015年撮影の全域写真+α)
主郭虎口土塁と土橋
南側より主郭を見る
主郭土橋と馬出を横から見る
主郭土橋を横から
主郭虎口土橋
主郭から南馬出と土橋を見る
現地案内板より
主郭
北郭(虎口郭)周囲の土塁
北郭土塁と空堀
2014年撮影
城域外の堀切状地形
南虎口         東虎口
虎口郭
土橋       −
主郭虎口
搦め手郭
搦め手郭空堀
主郭と櫓台          張出郭
張出郭の紅葉
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