近江/ | 古城山城 |
ファイルNo0689 |
枯れない池を持つ神秘な城
@ こじょうざんじょう・ふるしろやましろ |
道案内 | |||
名神高速道栗東インタを下り国道8号線を近江八幡・彦根方面に進みます。野洲川を越え、野洲市小篠原の信号を越え希望が丘公園入り口の陸橋を越えて200m先右側に工場がある路地に右折します。(「城山」の小さな標識が角にあります。小堤の信号まで行くと行き過ぎです。)右折して林道に入ります。但し、林道にはゲートがあり、入るには森林組合の許可が必要です。(ゲートの鍵は森林組合に連絡すれば貸してもらえます。) ゲートより500mで車を止め、そこから小堤城山城の城山山頂まで標識では900m(実際には1500mほどあるかな)です。小堤城山城山頂より南側へ崖を下ります。ロープが設置してあります。30mほど降りて尾根沿いに進みますと10分程度で古城山城です。 【城山への道順】 |
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訪城備忘録 | |||
小堤城山城より先に築城された城のようです。主郭は山頂ではなく、山頂より東側の一段下がったところが主郭(40m四方程度の平坦地)です。主郭の西側が古城山山頂とあり、この尾根が大土塁となっています。斜面の上には土塁がL字に残る郭があります。主郭の北から東側には土塁が巡ります。さらに南側に細長く平坦地が延び、東側は土塁が続きます。この細長い郭の西側には池があり、池の南側に一段高く副郭があり、南から西側へ尾根の削り残しの土塁があります。 西側端が切通し状になっていて反対側は主郭西の大土塁(古城山山頂)に繋がります。主郭から見ると南側と東側に虎口があります。南側虎口には石垣が残ります。(もしかしたら寺か神社の参道の痕跡かもしれませんが) 南側の虎口を出て少し進むと土塁で桝形状になっているような箇所があり、ここは南側の防衛ラインでしょうか? また、主郭東側虎口を出てすぐ左の斜面を進むとこの先端の虎口にも石垣の痕跡がありました。さらに、この道の主郭側斜面に石積みが残ります。 池は桜本池という言い、底なし池で日照りでも枯れないらしいです。また、落城時に、この池に金の唐櫃を投げ込んだという言い伝えがあるようです。さらに、この城では元旦の朝に馬の蹄の音が聞こえるなどの民話があります。最近、地元の有志で説明板が設置されていました。これによると、戦前までは小さな神社があり、江戸期以前には寺があったようで、城跡はこれの改変があるかもしれません。 |
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馬渕氏の居城とも言われますが詳細不明です。但し、小堤城山城が織田氏の支配にあった頃に一対の城として機能していたと想像します。 古城山(岩倉)城は詰めの城で、弥勒寺城が平時の城であったのか? <設置説明板より> 応永年間(1394〜1427年)に再興された岩願寺の六坊のひとつがあり、桜本坊と称しました。明治になり、神道化して桜本社と称してここに小さな社殿が建てられていました。しかし、第二次大戦後には廃されたようです。 |
弥勒寺城 2789 |
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