美濃/ 上手向



ファイルNo1062

          城ケ峯側の主要区域

@ かみとうげじょう 
  別名 

A住所:恵那市山岡町上手向
    旧:恵那郡山岡町
 
B目標地点:手向神社)
C形式:丘城  D比高:30m 
E現況:畑地・山林

F遺構等:郭・堀切・土塁
G時代/人物: 戦国期/渡辺氏
H満足度: 凸△
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  搭乗口標識より10分(約500m)

J撮影・訪問時期:2005年09月
        (2022年11月)

  

道案内    ←登り口への曲がり地点

中央高速道恵那インタを下り、県道68号線を進みます。約500m先の坂の上のY字の信号で斜め右へ進み、県道66号線に入ります。国道19号線をガードで越え、約5Km先、道の駅「そばの郷ろっせいみさと」の佐々良木の信号で左折し国道418号線に入ります。約7Km先で右折し国道363号線に入り、約600m先で山岡駅前の信号で斜め右手方向の県道33号線に入ります。信号から約400m先で右折すると突き当りが手向神社ですが、ここからさらに約100m先を右折し約200m先の突き当りの集落奥に登り口の標識があります。ただ、この周辺は道が狭く車が停められませんので県道33号線沿い周辺で邪魔にならないように駐車するのがいいと思います。 (なお、集落奥の城跡標識は2022年の山城サミットin恵那の派生事業で2021年に設置されたものです。 2022年、入口の標識だけ確認してきました。)
 
訪城備忘録

下の地理院地図にある手向神社ではないもうひとつの神社の奥にある集落の一番奥に城跡の標識が立ってます。ここからだと城跡まで500mとありました。 (神社からだと神社を正面にして左手に薄っすらと登る道があります。神社の横を登っていく感じです。30mほど登るといったんピークでそこを越えると5mほど下ります。そこのは細い道があり、左方向に尾根伝いに行くと城ケ峯の城域、右に行くと神社の真後ろ上を過ぎ、藪を越えると隠居峯の城域です。)

上手向城はこの城ケ峯と隠居峯と呼ばれる2箇所で構成されています。ピークより城ケ峯側に行きますと尾根は左右に分かれます。左手方向に行くと堀切の痕跡のような窪地があります。しかし、あまりにかわいい窪地でいくら埋まってしまったとしてもという感じです。主要部についても削平が甘いというか、また、郭の構成が現地に立ってもよく判りませんでした。それなのに郭の西側には横堀から竪堀に連結する幅1mほどの堀が明瞭な状態でありました。これはもしかしたら後世の道なのかもしれません。いずれにしても何か消化不良気味の城の構成でした。この城は監視の城だったのかもしれません。 隠居峯はわりと削平地が広く東側に土塁その先に堀切があります。ただ、段丘の先端で藪がきつい。

集落奥の城跡標識
歴史

史料には渡辺権七郎が城主とあるそうです。渡辺氏は遠山氏の配下のようです。

堀切痕跡?     手向神社
隠居峯側の削平地と土塁
  

近くの城・関連の城:下手向城 山田城