美濃 下手向城



ファイルNo0957


            主郭土塁            

@ しもとうげじょう 
  別名  

A住所:恵那市山岡町下手向
    旧:恵那郡山岡町

B目標地点:下手向郵便局
C形式:丘城  D比高:40m 
E現況:畑地・山林

F遺構等:堀・土塁・堀切・堅堀・堀・説明板・標識
G時代/人物: 戦国期/勝氏
H満足度:
凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  10分


J撮影・訪問時期:
2005年07月・2022年11月

  

道案内 

中央高速道恵那インタを下り、県道68号線を進みます。約500m先の坂の上のY字の信号で斜め右へ進み、県道66号線に入ります。国道19号線をガードで越え、約5Km先、道の駅「そばの郷ろっせいみさと」の佐々良木の信号で左折し国道418号線に入ります。約7Km先で右折し国道363号線に入り、約600m先で山岡駅前の信号で斜め右手方向の県道33号線に入ります。信号から約1.8Km先の右手に下向手郵便局があり、ここを右折します。坂を登りきったところに2軒民家があり、一番奥(上)の民家(今は空き家)の右手の旧畑の奥より山中に入れます。旧畑の所に城跡の標識が立ってます。 

訪城備忘録

2022年の山城サミットin恵那の影響で主要城跡の草刈りや整備がされています。この城も一番奥(上)の住民の方がおられなくなったこともあるんでしょうけど、入口に城跡の標識が立ってました。山中に入ると下草は少なくなり城跡まで道があります。200mくらい歩いた所で城跡には左手へ上がります。ここの右手側の奥まったところが横堀のような地形があります。

道を登りきると主郭下帯郭です。一段上が主郭で幅が40m、南北が60mほどある比較的広い主郭で驚かされます。主郭の真ん中に段があり南北2段になっていて、さらに北端には高さ2mほどの土塁が10mほど巡ります。もっと驚いたのは西側の横堀です。主郭より5mほど下に幅3m程度、深さ1m程度の堀が西から南にかけて巡っています。北側堀切とも連結しており、北側で主郭土塁から堀底まで10m程度の高さがあります。北西側切岸の一部に(北側土塁寄り)まるで石積みのような大きな石が何個も露出しています。節理?なのか、でもこの部分だけ石? なんか不思議です。また、横堀と堀切の連結部分に竪堀が北西側に落ちています。さらに主郭下郭の西側を下りるともう一条、堀切がありました。単郭の城館とは言え、規模も単郭城館としては大きく、技巧的箇所を持ち、防御性が高い城と言えます。単なる土豪の城ではなさそうです。

歴史
登城口の城跡標識

詳細は不明です。 史料に勝次郎あるいは勝内蔵助義直・子の又右衛門義氏の名があるそうです。


主郭土塁     主郭北下堀切
主郭西下切岸と横堀
現地説明板より
  
登城道      中腹の横堀状
中腹の横堀状
主郭東下虎口郭
主郭東下虎口郭から主郭虎口への坂虎口道
主郭虎口
主郭
 主郭
主郭北側とL字土塁
 主郭北下堀切からの堅堀
主郭北下堀切
主郭北西角にある石垣みたいな大石
主郭西下切岸と横堀
主郭西下横堀
主郭西下横堀
主郭西下から南下へ回り込む横堀
主郭南東二段下土塁
主郭南東二段下土塁と堅堀状
主郭南下堅堀
主郭南東三段下堀切
主郭南東三段下堀切
主郭南東三段下堀切

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