美作 矢筈城(山頂郭群)



ファイルNo3771


          山頂郭         

@ やはずじょう 
  別名 高山城(かうやましろ) 草刈城 
       矢筈城古城
A住所:津山市加茂町知和〜山下
  旧:苫田郡加茂町
(とまたぐんかもちょう)
B目標地点:千磐神社・JR美作河井駅
C形式:山城 D比高:山頂まで比高430m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堅堀・土塁・碑・説明板
G時代/人物:戦国期/草苅氏
H満足度:
凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
   神社より山頂まで2500m/60分
  ※但し、遺構を見てる時間は入ってない
J撮影・訪問時期:2021年11月

  

道案内 

中国自動車道の津山インタを下り、津山インターの信号を右折し国道53号線に入ります。約2km先の高野の信号で斜め左に入りさらに国道53号線を進みます。(斜め右は国道429号線) 約3.5km先の野村の信号で斜め左手へ県道6号線に入ります。ここからJR因美線沿いを進みます。約20km先右手が知和駅で、さらに約1km先右手が千磐神社です。神社を越えた右手に大きな駐車場があります。千磐神社の拝殿右手から登り道があります。西尾根遺構群(比高340m)を経由して山頂部に向かいます。JR美作河井駅近くから直接山頂郭に登れるルートもありますが、危険なのでお勧めできません。

訪城備忘録

城域が広く、1ページでは収まりませんでしたので、西尾根遺構群(矢筈城新城)のページと追加の詳細写真ページ、山頂郭群(矢筈城古城)の本ページ、及び、麓の内構居館(草苅氏居館)の三つの区域の四ページに分けて紹介します。

西尾根郭の三重堀切を越えると細尾根を進み、いったん大きく下ります。尾根の鞍部の所から山頂にに向かって登ります。

尾根鞍部からまた急斜面を登って行きます。標高約650m、比高で約50mに山頂郭群の最初の郭があります。西端には土塁が残ります。その上、比高で約20m登ると三の郭(丸)です。南側に巨石が数個並ぶ異様な光景です。さらに比高で約20m登ると二の郭(丸)です。大きな郭で居住性も感じます。ここの北側中央に河井駅へ下りる登山道がありますが、道は枯葉や草に覆われ、道もやや崩壊気味の上、木が少なく、滑ると滑落しそうで下りられません。北側に伸びた尾根上の馬場を経由し河井駅方向に下りられるようです。

二の郭(丸)の比高で約20m上が山頂郭です。標高756mで、卵型の郭で眺めは最高です。説明板と城址碑(石碑)があります。山頂郭の東側は断崖でとても下りられません。その先にピークがあり、山頂郭を大筈、先のピークを小筈と言うようです。

山頂周囲は本当に急斜面で攻めるのは標高もあり、難しかったことは想像できる城ですが、籠城するのは井戸もない感じですしどうなんでしょうかね?

歴史
山頂の城址碑

矢筈城(西尾根郭群)のページを参照ください。

山頂からその下の郭(二の郭)を見る
山頂下の郭(二の郭)
山頂郭群最初の郭(三の郭)と土塁
山頂郭から北側の眺望
山頂郭から西側の眺望
  
西尾根郭群の三重堀切
山頂への尾根
尾根から山頂を見上げる
山頂への尾根
山頂郭群城域下の鞍部
     
山頂郭群最初の郭の土塁
   山頂郭群最初の郭と土塁 
山頂への斜面
山頂への斜面
山頂郭群最初の郭
三の郭
三の郭/自然の巨岩が並ぶ
段郭B下畝状竪堀(下から)
三の郭から山頂への斜面
二の郭
二の郭北側(登山道の標識)
二の郭北側(登山道の標識)
二の郭の自然崩壊箇所(足がすくみます)
山頂郭下腰郭       山頂郭説明板
山頂郭東側/山頂郭の向こうは断崖絶壁で、その先が小筈

近くの城・関連の城:矢筈城西尾根郭群(矢筈城新城)   内構(草苅氏居館)