丹波 段山城



ファイルNo3529


               主郭南側堀切             

@ だんやまじょう 
  別名  

A住所:綾部市高津町
B目標地点:隠龍寺
C形式:山城  D比高:60m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・堀切・土塁
G時代/人物:戦国期/大槻氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2019年03月

  

道案内 

舞鶴若狭自動車道福知山インタを下り、国道9号線を福知山市内に向かいます。約400m先で国道9号線の側道に入り、右折します。1.1km先の信号で斜め左へ進み、府道525号線に入ります。約1.6km先の石原の信号で直進し府道8号線に入ります。府道は120m先の石原駅前お信号で右折です。約4km先、JR高津駅を過ぎてすぐに右折し川沿いを進みます。左折から集落を抜けるまでは道が細いので注意です。400m左手が荒倉神社で、さらに120m先のT字を左折、150m先の十字路が直進が隠龍寺への坂道になりますのでここを登ります。

訪城備忘録

本来は高嶽という山への道が→くらいにあり、谷筋を進んで尾根まで登ったら標識に従い戻る感じで行くと主郭にたどり着くようですが、よくわからなかったんで隠龍寺の墓地の端から斜面を登り、寺の裏手の台地まで登ったら西への尾根を進んでいくと主郭に相当する郭に到達します。段山城はこの@主郭の部分と、背後の尾根を進み、途中で左手のA支尾根を行った区画とさらに主郭の西側の尾根にB小規模な遺構のある区画(今回行ってない)の3ケ所に分かれます。主郭の郭は居住性が高く、東側には明瞭な横堀が南側まで巻いています。南側には横堀からつながる堀切がありました。主郭内は卵型の郭で土塁は無いですが広い郭です。西側は細い帯郭がありあとは斜面です。帯郭端に竪堀が一条ありました。北側に副郭と思われる平坦地があります。南側から進むと一騎がけのような細尾根を通りますが遺構ではないのかな? さらに進むと「段山稲荷・高嶽」という白い標識のところを通り、「右 たかだけ」という赤い標識のところで左に入ります。

分岐点のところは薄いですが堀切があったようです。分岐点から左へ進むと堀切?切通?のような箇所に至り、ここを左手に登ります。頂部は郭なのか不明瞭です。そこから少し降りると片堀切のような箇所があり、単が土橋形状になってます。その先は尾根に沿って段郭が数段続き、その先端に堀切があります。この堀切の先は自然地形の下りがあり、尾根先端には明瞭な堀切があり、その先に土塁も伴う先端郭がありました。

将監城よりは防御性は無いですが居住性は高いと感じました。

麓より隠龍寺を見る
歴史

詳細不明ながら、段山城の背後は将監城、東側山上が高津八幡山城という大槻氏系の城がありますので、段山城も大槻氏の城と考えられます。

主郭東側下堀      主郭内
主郭東側下堀
竪堀       北側副郭
  
主郭東側下下堀
主郭東側下から南側に折れる堀
主郭東側下から南側に折れる堀
主郭南側堀切
主郭南側尾根(一騎がけのよう)
山道にある標識
堀切東側        堀切
片堀切?と土橋?
片堀切
中間堀切     中間郭
先端堀切
先端堀切
先端郭と土塁

近くの城・関連の城:将監城 高津八幡山城