丹波 将監城



ファイルNo3528

すごい数の畝状竪堀が城域の外周を取り囲んでいる城

               畝状竪堀             

@ しょうかんじょう 
  別名  

A住所:綾部市高津町
B目標地点:隠龍寺・深谷林道入口
C形式:山城  D比高:70m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・畝状竪堀・土塁・標識
G時代/人物:戦国期/大槻氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  15分

J撮影・訪問時期:2011年01月

  

道案内 

舞鶴若狭自動車道福知山インタを下り、国道9号線を福知山市内に向かいます。約400m先で国道9号線の側道に入り、右折します。1.1km先の信号で斜め左へ進み、府道525号線に入ります。約1.6km先の石原の信号で直進し府道8号線に入ります。府道は120m先の石原駅前お信号で右折です。約4km先、JR高津駅を過ぎてすぐに右折し川沿いを進みます。左折から集落を抜けるまでは道が細いので注意です。400m左手が荒倉神社で、さらに120m先のT字を左折、150m先、直進が隠龍寺への坂道のなる十字路のところで左折、約700m先、Y字を右手の小さな橋を渡ります。(ここに将監城と深谷林道の標識があります。) 車の場合はこの辺に停めて、約200m進むと右手に二つ目の将監城の標識がありますのでここを入ります。

訪城備忘録

城は東西に展開する北側尾根と南側尾根が頂部郭を扇のかなめとなって馬蹄形に遺構が広がります。U字になる城域の外側には無数は大袈裟ですが相当の数の畝状竪堀がありますが、あまり明瞭でないため写真には撮りにくいです。

城には標識のところから少し登ると北側尾根の先端郭に至ります。ここの郭が城内で一番大きいかもです。その背後を段郭を越えて上(西へ)へと登ります。北側尾根の中間点くらいで最初の堀切・土橋があります。中間の郭もそこそこ大きい郭です。この背後に明瞭な堀切があります。この堀切を越えると小さいんですが二重堀切・土橋が続きます。ここよりやや南側へ最後の坂を登ると頂部郭です。この登りの右斜面(北側)が一番畝状竪堀が明瞭です。頂部郭の背後にも明瞭な堀切がありました。

頂部郭は東に向いて長方形の郭です。ここから南側尾根を進みます。頂部郭の東端下に浅い堀切が残ります。その下は小郭の段郭が続き、南側に畝堀が続く細尾根を越えると南側尾根の東端郭です。この東下に二重の堀切があります。

わりと大きな郭は北側尾根にふたつと頂部郭の三つ。普通に考えれば頂部郭が主郭なんでしょうけど、北側尾根の中間郭の方が防御性は高いかな。加えて、異様な畝状竪堀群(U字外側全域にあるけど防御の質としたらどうなんやろ)で、そのわりに麓の郭が一番大きい。ここは居館ちゅうことか。 私にはよくわからん城でしたわ。^^;

城跡に入るところの標識
歴史

築城年代は定かではないようです。大槻氏は高城城を本拠地とし、この城は大槻将監が在城したとされます。天正二年(1574年)、明智光秀に攻められ落城したようです。

北側尾根最初の堀切と土橋      頂部郭背後の堀切
将監城遠景        高津八幡山城遠望
  
北側尾根最初の堀切と土橋
北側尾根堀切手前の郭土塁     北側尾根堀切
北側尾根二つ目の堀切
北側尾根二つ目の堀切
北側尾根二つ目の堀切
北尾根二つ目の堀切
小さな二重堀切と土橋(北側尾根)
小さな二重堀切と土橋(北側尾根)
頂部郭手前北側斜面の畝状竪堀
頂部郭への斜面
頂部郭を手前から     頂部郭背後の堀切
   頂部郭       頂部郭から東に伸びる南側尾根にある堀切
南側尾根先端部(東端)堀切

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