越中 / 中地山城



ファイルNo0053

飛騨江馬氏の越中の拠点

        外郭 

@ なかちやまじょう 
  別名 

A住所:富山市中地山 
    旧:中新川郡大山町中地山

B目標地点:中地山集落 
C形式:山城  D比高:100m 
E現況:山林 

F遺構等:土塁・空堀・土橋・櫓台・碑・説明板
G時代/人物:戦国期/江馬氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  中地山集会所より10分

J撮影・訪問時期:2003年08月・2020年02月

  
主郭登り口の城址碑

【道案内】 

北陸自動車道富山インターからでは、インタを下り国道41号線を南下し、下熊野南の信号で県道68号線で大山町方面へ向かいます。<以後、県道43号線で上滝駅・旧:大山町役場を目指します。> 大川寺駅手前で県道43号線は山の方に登ります。(直進は県道38号線となり立山端で常願寺川を越え、雄山神社に至ります) 県道43号で坂を登りきると県道43号は左に上野集落を迂回しながら進みます。岡田ー松木ー牧の集落をすぎると(上野集落から6kmほど行く事になります)中地山発電所に至ります。そこのU字カーブをすぎると中地山口で右に登ると中地山集落です。集落入口の集会所に車を停めさせてもらって徒歩で集落内へ進みますと「中地山城」の標識が集落内にありますので、それに従い左手方向に登りますと10分ほどで城跡です。



【訪城備忘録】

集落より登ってきますと、夏場で草が生い茂っていましたが,長く伸びる内堀とその外の外堀の間の広い平坦地がまず目に入ります。内堀は折れが入って奥まで伸びています。内堀内にも主郭部下を巡るように平坦地があり、その後方は主郭の小山の部分があります。夏草が腰より上の高さまであり難儀です。小山の登り口に城址碑が建っています。小山に入った途端、上の方でガサガサと音がしましたので見上げますと鹿が一頭、上から見下ろしていました。主郭に入りますと、さらに一段と盛り上がる箇所があり、見張り台・櫓台と思われます。小山の南側には堀切・竪堀形状の箇所も認められます。

【2020年02月訪城】
暖冬で寄ってみましたが、積雪は5cmほどありました。今回は城山と呼ばれるところまで行ってみましたが 縄張り的によくわかりません。背後の城天(B郭)、日本垣(E郭)へは 行きませんでした。


【歴史】

飛騨の江馬氏(輝盛)が越中侵攻の拠点として築いたものです。 江馬氏は上杉氏に従っていました。永禄期に家臣の河上中務丞(伊豆守忠輔)などが在城したとの事です。 上杉謙信が亡くなった後には論田山城(小見城)に拠点を移したようです。


  
  
内堀
  
現地案内板より
  
奥に伸びる内堀
現地案内板より
集落入口の案内板    城跡内の案内板
  
城山(A郭)の斜面
西側    城山(A郭)  頂部切岸
城山(A郭)削平地
城山(A郭)北側
内堀

近くの城・関連の城: 小見城 新保山城 湯端城  高原諏訪城 ※