若狭 / 新保山城



ファイルNo1406

若狭武田氏の後瀬山城に次ぐ規模の城。

                    (主郭)主要部北主郭北東下の大堀切   

@ しんぼやまじょう 
  別名 霞美ケ城 

A住所:小浜市新保 
B目標地点:龍泉寺 
C形式:山城  D比高:260m 
E現況:山林 

F遺構等:郭・土塁・堀切・竪堀 
G時代/人物:戦国期/粟屋氏・武田氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  新保集落から45分

J撮影・訪問時期:2006年05月・2019年09月

  
支尾根の最初の堀切

【道案内】  ← 「+」は城跡ではなく、登城口です。

若狭自動車道の若狭上中インタで下り、県道22号線を南下します。約6.5km先の脇袋北の信号で右折し国道27号線に入ります。約4Km先の上中駅を越えてすぐの井ノ口の信号を右折し県道22号線に入り踏切を越えます。800m先で北川の橋を越えた信号で左折し県道24号線に入ります。約5Km先の上野木の信号で右折し県道219号線に入ります。 約2.1Km先で右折(新保の標識があります)し約700m進みます。水田の中で左折し山裾まで行き、左折すると龍泉寺、右折は新保集落です。前回は右折して100mほど行った民家の横に山への道から登りましたが、現在はフェンスがあるためゲートがあるかわかりません。2019年は寺の右手背後にフェンスゲートがあり、ここを入り、右手へフェンス沿いに尾根まで登り、左手支尾根を登ります。

<舞鶴若狭自動車道の小浜インターを下り、小浜インタの信号を左折し県道24号線に入ります。約10km先の上野木の信号で左折し県道219号線に入ります。>
(あるいは上中駅から5Km先、新平野駅の先の信号で右折し県道219号線に入り上野木の信号を直進です。)

<さらに、滋賀県国道161号線の高島市今津町弘川の信号から国道303号線に入り、25Km先が三宅の信号でここを左折し国道27号線に入り、700m先が井ノ口の信号です。>
 


【訪城備忘録】

この城は大きく二つの区域で構成された規模の大きな城跡です。比高150mまでは道が荒れています。木々は伐採されているところもありますが、倒木も多い状態です。まっすぐ登っていくと比高150mのピークに出ます。登りはここで右手へ進みますが、下りは間違えてどんどん左手に下りてしまう危険性がありますので、この地点を何らかの形で印を付けて登ってください。鞍部から城跡までは荒れてはいますが、はっきりとした塹壕の山道があります。鞍部付近が比高130m程度、ここから城跡まで比高120mほど登ります。最初に小さいですがはっきりとした堀切を通ります。その後、主郭下で浅いですが幅のある堀切を越えます。主郭との段差は10mほどあります。主郭及びそれに続く北側の郭には直線的で古さを感じます。一番北側の郭の端に低い土塁とその先に明瞭な深い堀切が残ります。この山頂の郭群から西側に突出した尾根に比高40m下りた地点に郭群があります。山上御殿とも言えるでしょうか郭は広く、西端には堀切というより横堀があり、南北に土塁を有した居住性のある区域のようです。苦労?して登ったわりには規模が大きいだけで技巧的な城とは言えない城でした。さらに、南の低い尾根先端(龍泉寺の南東側)にも郭群を有するようが、主要部を歩いて来てバテバテでこの南端の郭には行きませんでした。この地区は地形的に三方を山が取り囲んだ所で、新保山城を中心に竹長城、東谷城、加茂城が取り囲むようにしてあります。この三城は新保山城を守る支城と想像できますので、一乗谷のような感じで一勢力の拠点を感じさせてくれます。

2019年09月に再訪しました。整備はされてませんが、この城、城域は広く、堀切は今も鋭く、西の郭群は山上屋敷的な空間が広がるという見学する価値を再認識しました。
 
【歴史】

大永年間(1521〜28年)に粟屋元隆によって築城されたとされます。天文七年(1538年)に粟屋元隆は若狭守護武田信豊に破れ没落しました。新保山城は信豊の弟の武田信高が居城としました。その子の信方は武田氏の回復に努力するも天正元年(1573年)の朝倉氏滅亡後は備後に逃れたとされます。城は天正十二年の丹羽長秀の入部の頃に破却されたとされます。
 
  
主郭部を北側の郭より見る
  
西の郭(居住区)
  
主要部北主郭北東下の大堀切
北東郭の堀切と土橋
地理院地図加工(青:ファンス 黄:登城ルート)
道が無く危険のため地理院地図を加工し掲載します。
登城の支尾根     支尾根の最初の堀切
支尾根の最初の堀切
支尾根の最初の堀切
主要部下段郭群下
主要部下の段郭群の下を支尾根からと堀切

近くの城・関連の城:後瀬山城

          

 
主要部下段郭群への切岸
井戸?  主要部までの段郭  段郭
主要部南郭
主要部中間郭と切岸
主要部中間郭       主要部中間郭から北郭を見る
主要部北郭と土塁
主要部北郭と土塁
主要部北主郭北東下の大堀切
北東郭
北東郭群
北東郭群堀切@
北東郭群の堀切A
北東郭群の堀切A
北東郭群端
北主郭から西斜面
西郭群段郭切岸
西郭群の広い郭
西郭群
西郭群端堀と土橋
西郭群端堀
 
   
現地案内板より
(クリックすると拡大写真にリンクしています)
主郭南下堀切と切岸        主要部北側の郭の土塁
西の郭の先端の堀         西の郭の段郭
城跡遠景(麓の建物は龍泉寺)           龍泉寺