近江/ 大嶽城



ファイルNo0776

大きな弧を描く中腹の空堀と土塁、外側の大きな堀切と竪堀など一度はみてほしい

                 主郭の南下郭土塁

@ おおづくじょう 
  別名 

A住所:長浜市小谷上山田町〜小谷丁野町
    旧:東浅井郡湖北町上山田〜丁野
(ようの)
B目標地点:
C形式:山城  D比高:350m 
E現況:山林

F遺構等:土塁・石垣・堀・堀切・竪堀・説明板・碑
G時代/人物: 戦国期/浅井氏
H満足度:
凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  小谷城中腹駐車場より40分

J撮影・訪問時期:2003年04月・2008年04月
    2013年04月・2015年04月

    2017年04月・2019年04月
    2022年04月・2023年04月

  

道案内 

北陸自動車道長浜インタを下り、県道37号線を東に進みます。約3Km先の国道東上坂の信号で左折し国道365号線に入ります。約7Km先須賀谷温泉入口の標識を越えると右手に小谷城の標識がありここを右折します。(郡上南の信号300m手前)後は案内に従い約2Km先の山腹の駐車スペースまで登ります。この駐車スペースより小谷城本丸は約10分です。本丸より中丸〜京極丸〜小丸〜山王丸を経ていったん比高で50mほど下り、六坊を越えると大嶽城の登城口です。ここより10分ほどで城跡です。<あるいは、小谷城戦国歴史資料館から清水谷を通り、登って行くと大嶽城の登城口です。所要時間は約30分>

さらに、北陸自動車道の小谷城スマートインタを下り、県道265号線を東に行きます。約600m先の郡上の信号を左折し国道365号線に入ります。約700m先の郡上南の信号で、ここで左折すると約400m先の左が小谷城戦国歴史資料館で、信号をさらに国道を約400m先を左折し、約200m先がガイド館です。後は案内に従い約2Km先の山腹の駐車スペースまで登ります。
 
訪城備忘録

大嶽山(小谷山)山頂を主郭とし、主郭は土塁が巡り東側に虎口になってる感じです。主郭より10mほど下がった北側から南西側にかけて広い平坦地とその外側を土塁が巡ります。削平は甘い感じです。西側はさらに下にも帯郭があります。主郭下を巡る郭は兵站基地という感じがしますので、多くの将兵がここに駐屯したように思えます。北側下には二重堀切があり、南西下には武者溜まりにような箇所があり、虎口に繋がり、土塁には石積みも残ります。西側の郭下には山崎丸に向かって大竪堀が2条延びています。

主郭と城址碑
歴史

大永五年(1525年)頃の小谷城本丸はこの大嶽城であったようです。その後の拡張で現在の本丸に移ったようです。小谷城の主要郭である本丸〜京極丸〜山王丸に比べると土塁の作り方が古いとの事です。元亀三年(1572年)に朝倉氏が援軍に来援、守備していましたが、大嶽城はその頃改修されたものと思われます。天正元年(1573年大嶽城の北にある焼尾丸を守備していた浅見対馬守が織田氏に寝返ったため、これの手引きで落城しました。

主郭下郭南西側土塁         主郭下西側堀と土塁
主郭 (2022)
主郭下からの眺望
二重堀切
   
周囲を巡る堀状と土塁
登城道の途中からの眺望
下の郭の虎口・石積み
下の郭の虎口・石積み
竪堀
竪堀
竪堀(下から)
郭内
二重堀切(郭側)
二重堀切(郭側)
二重堀切(郭側)
二重堀切(斜面側)

近くの城・関連の城:小谷城