加賀/ 堅田城



ファイルNo1679

畝状竪堀が明瞭に残る城

                          畝状竪堀(主郭西側)  

@ かただじょう 
  別名 

A住所:金沢市堅田町 
B目標地点:金沢森本インター 
C形式:山城  D比高:120m 
E現況:山林・公園 

F遺構等:郭・堀切・畝状竪堀・説明板 
G時代/人物:平安・戦国期/木曽氏・一向一揆
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  墓地駐車場から10分

J撮影・訪問時期:2007年02月

  
主郭北側堀切

【道案内】 ←城跡  ←登り口

北陸自動車道金沢森本インタを下り、国道304号線新道の信号で右折し、森本中心部方面に進みます。800m先の堅田東の信号で右折し国道304号線の旧道に入り、500m先(国道159号線も高架の手前)で左折し、山肌の墓地(国立医王病院の東側)を登ると、墓地の一番上に駐車場があり、ここに「堅田城約200m」の標識がありますので、ここを登って行きます。

 


【訪城備忘録】

森本インタから望むといかにも城跡という山容をしています。山の南斜面にある墓地(国道159号線新道の森本トンネルの西斜面)から、尾根沿いに登ります。道も整備されており、また、城内も整備されていて見学しやすくなっていました。西側に尾根を遮断する堀切、その北側に敵の横移動を阻止する畝状竪堀が明瞭に残ります。主郭北側下にも畝状竪堀が残りますが、こちらは少し不明瞭になっています。北側の堀切は高さもあり明瞭です。主郭は西に櫓台があり、直径40mほどの楕円形の形ですが、中心に大きな窪みがあります。これの意図がわかりません。主郭南側にも突き出した郭、その先に堀切があります。整備されていることもありますが、戦国一向宗の城が完存しているという感じです。


【歴史】

伝承では木曽義仲が在城した、あるいは、上杉軍が駐留したという言い伝えがあるようですが、現在の遺構は、戦国期に一向一揆勢が改修した城と考えられます。


  
主郭
  
主郭の南東側の郭
  
  

近くの城・関連の城:

          

   現地案内板より      城跡遠景(森本インターから)
 主郭西側堀切      遠景(右手が主郭側)