美濃 柿原城



ファイルNo3806


             虎口土塁(郭内から)               

@ かきはたじょう 
  別名 串原城 

A住所:恵那市串原柿畑
    旧:恵那郡串畑村

B目標地点:
C形式:山城  D比高:140m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀・標識
G時代/人物:室町期/遠山氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  15分

J撮影・訪問時期:2022年03月

  

道案内     ←登り口

中央高速道恵那インタを下り、県道66号線を進みます。国道19号線をガードで越え、約5Km先道の駅そばの郷の佐々良木の信号で左折し国道418号線に入ります。約7Km先で右折し国道363号線に入り、約600m先で山岡駅前の信号で左手方向の国道を進みます。(右方向は県道33号線に入ります。) 約6Km先の明智町中心部で市場町の信号で国道は斜め右です。 (明智駅前を通過します。) 約800m先が新町の信号で国道は右折ですが直進し県道11号線に入ります。約10km先で左折し県道403号線に入ります。約3km先ト字交差点で右折すると串原中心部です。約1.6km先、二叉を直進します。約1.3km先、柿畑集落内のT字を左折し山へ入ります。約400m左手に柿畑城の登り口標識があります。
 
訪城備忘録

麓の林道の分岐点に登城口の案内標識があります。この分岐した林道を200mほど入ると左に登る凸の標識があり、凸の標識に従って支尾根を登って行きます。中腹以降に標識が途絶えますがかまわず尾根頂部まで登って行きます。登りきると最後凸の標識があり、左手が城跡です。城跡は大変に広い主郭の単郭の城です。主郭手前の尾根側にはクランク状に折れのある堀(堀切)があります。往時は堀の折れ部の所に木橋が架かり、主郭の虎口と繋がっていたんだと思います。虎口はやや食い違いの感じになっていて両サイドの土塁が一段と高い土塁です。主郭は広く、幅は50mはありそうで、奥行きも30mほどはありそうです。周囲は土塁が巡っています。土塁は場所によっては低いところもありますが、全周に土塁はあったと思います。 史料的には柿畑城は前期の城、大平城は後期の城と言う事なんですが、折れのある堀、単郭ですが広い郭、なんか新しさを感じます。大平城が築城された後も使用されていたんじゃないかな。

麓の標識
歴史

室町前期に串原遠山氏によって築かれたとされます。後期は大平城に移ったとされます。

岩村遠山氏の分流でありますが、初代等は不明のようです。元亀元年(1570年)には遠山右馬助景男、遠山五郎教景という名があるようです。天正二年(1574年)、武田氏に攻められ落城しています。右馬助の子の経景は明智遠山氏に仕えたとされます。

主郭前の堀      主郭土塁
城跡遠望
  
林道から山道へ      山道途中
途中から標識が無くなる斜面
尾根から主郭城壁を見る 主郭手前に折れのある堀
主郭手前の折れのある堀
主郭手前の折れのある堀
主郭土塁
主郭標識     主郭土塁
主郭土塁
主郭内と土塁
主郭虎口土塁
主郭からの眺望

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