美濃 大平城



ファイルNo3805


              北西の堀切              

@ おおだいらじょう 
  別名 串原遠山城 合渡城 中山城 峯城

A住所:恵那市串原大平〜峯
B目標地点:
C形式:山城  D比高:80m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・土塁・標識
G時代/人物:戦国期/遠山氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  10分

J撮影・訪問時期:2022年03月

  

道案内 ←登り口   

中央高速道恵那インタを下り、県道66号線を進みます。国道19号線をガードで越え、約5Km先道の駅そばの郷の佐々良木の信号で左折し国道418号線に入ります。約7Km先で右折し国道363号線に入り、約600m先で山岡駅前の信号で左手方向の国道を進みます。(右方向は県道33号線に入ります。) 約6Km先の明智町中心部で市場町の信号で国道は斜め右です。 (明智駅前を通過します。) 約800m先が新町の信号で国道は右折ですが直進し県道11号線に入ります。約10km先で左折し県道403号線に入ります。約3km先ト字交差点で右折すると串原中心部ですが直進します。ト字交差点から約200m先を左折します。つづら道を約800m先、峯のバス停のところで左折します。約100m先の左に登城口の標識があります。

訪城備忘録

串原の城跡は2020年秋に木々の伐採や標識の設置などの整備がされたようです。麓の標識のところから奥へ細道を進みます。山への道に凸の標識がありますので、ここを入ります。途中で右手の支尾根に登るんですが、そのまま小径を進むと切通のような箇所に至ります。現在は山道ですが、往時は堀切だったでしょう。右側は切り立っていて、その上には郭になってます。主郭へは凸の標識に従って支尾根を登っていきます。主郭までに段郭と思われる平坦地を二つ越えます。主郭は岩場で、あまり広くないです。城には関係ないであろう石碑がふたつ立っています。主郭から斜面を反対側に下ります。斜面には巨石の岩場です。北側の尾根まで下りると尾根上は平坦地になって細くて長い郭です。その先にL字の大きな郭があります。通称で千畳敷と言われるようです。ここの北側には大きな段差の向こうに北の郭があります。こちらもわりと大きな郭です。L字に先端斜面(北西側)を下りると郭は無いですが尾根を切る堀切が残ります。 城跡は南側には現在の串原の中心部があるので、統治する点からするとここになるのかもしれないですが、戦闘の城としてもやや中途半端な感じはします。ついでに県道403号線のつづら道途中に城山の滝の入り口があります。滝は城山の下ということになり、落差は5m位かな、そんなに大きな滝では無いですが水量はある滝でした。滝の説明板には落城時には血で真っ赤に滝が染まったと書いてありんますが、どうでしょうか?

麓の標識
歴史

築城時期は定かではないようです。串原遠山氏は、岩村遠山氏の分流でありますが、初代等は不明のようです。当初は柿畑城を本拠としてましたが後に大平城を築城したとされます。元亀元年(1570年)には遠山右馬助景男、遠山五郎教景という名があるようです。天正二年(1574年)、武田氏に攻められ落城しています。右馬助の子の経景は明智遠山氏に仕えたとされます。

主郭の標識     北の郭手前
城跡遠望
城跡遠望
  
現在切通しの堀切       その上の郭
主郭までの段郭
千畳敷への尾根     主郭の斜面(北側)
千畳敷から主郭方面
北西斜面
北西の堀切
北の郭      北の郭から主郭
主郭切岸と北郭の間
主郭切岸
主郭からの眺望
城山の滝

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