尾張/ | 知多・大草城 |
ファイルNo0580 |
未完成の城ながら土塁・堀がよく残っている。
① おおくさじょう |
道案内 | |||
知多半島道路の半田中央ジャンクションからセントレアラインに入り、常滑インタで下ります。県道265号線から多屋の信号で右折し国道155号線に入ります。約7km先、国道155号線の知多市と常滑市の境、新海南の信号を国道から左折、西へ川沿いを進み、200m先で右折した正面の小高い丘の茂みが城跡です。 |
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訪城備忘録 | |||
この城は普請を開始したものの未完成に終わった城です。それでも本丸と二の丸を巡る土塁は3m近くあり、堀も本丸東側から二の丸東側・北側・西側はよく残っています。そういう意味では主要部はほぼ完全に残っていると言えます。本丸には展望台である模擬天守が建っています。 2006年、主要部北側の集落の中にも鍵状に外郭(三の丸)の土塁が残っていましたが、宅地造成で消滅しました。写真は2006年の発掘調査時のものです。 |
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織田信長の弟の織田長益(有楽斎)が築城を開始したものの、天正十年(1582年)の本能寺の変で信長が倒れ、長益の天正十二年(1584年)には攝津に転封となったため、地形(ちぎょう)の普請が終わったところで未完成のまま放棄された城です。<現地案内板より> |
消滅した三の丸土塁 |
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