伊賀 高殿城



ファイルNo3202


                            主郭内から土塁

@ たかどのじょう 
  別名 城 

A住所:伊賀市上友田
    旧:伊賀郡阿山町

B目標地点:
C形式:丘城  D比高:40m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀
G時代/人物:室町期/山尾氏?
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  県道から20分

J撮影・訪問時期:2017年01月

  

道案内 ←城跡進入口と車停車場所    ←城跡

名阪国道(国道25号線)下柘植インタで下り、県道133号線を北上します。1km先の下柘植の信号で国道25号線を越え、すぐに関西本線の踏切を越えます。踏み切りから3.5km先の下友田大橋のところで県道133号線は斜め右です。さらに、800m先(ともだ保育所そば)で右折し県道673号線に入ります。約1km先の靹田(ともだ)郵便局を越え、さらに、約600m先の小道に左折します。(右は橋があります) 左折すると道はくの字でやや坂道になります。車で行かれた場合はこの辺に停めます。くの字の道はすぐにY字の二股です。やや直線気味左の道を登ります。すぐに道は左カーブし、民家が二軒あります。奥の民家の納屋ガレージで一瞬道が無くなっているように見えますが、民家の西側から山に道が続いています。5分も登ると三差路的な箇所に至ります。直線、左手の道はわりと道らしいですが、やや右手(用水取り口の右を通る道)の道に行きます。すぐに坂道となり、前方に切通りのような道が見えます。切通りのところから右手上が城跡ですが、とりつく木とか斜面がないです。 切通を少し下りたところから右手に戻るように登ると登りやすいかもしれません。たかが5mでも油断はしないでくださいね。
 
訪城備忘録

民家を越えて登って行くと左側に段郭のような地形が続きます。その最初に通過すると犬の鳴き声が自動的に出る警報機が設置してありまして、最初は驚きます。5分もすると三差路的な箇所に至ります。一番道らしくないやや右の道に入ります。すぐに坂道で前方に切り通しの地形が見えます。この切り通しから右手に登ればいいんですが、なかなか取り付く木が無いのと斜面が崩れてますので注意が必要です。登りきると土塁を巡る主郭、その北側外に空堀があります。主郭の土塁は空堀側が一段高いのと、虎口横が一段高くなっています。虎口の外側は長方形状の帯郭ですが、主郭土塁側は堀であったような痕跡もあります。主郭内は整備されてないためやや藪という感じです。それでも手書きの城跡表示があったのはありがたいです。伊賀の典型的な単郭の城ですが、やや大型ですね。

手書きの城跡表示
歴史

築城時期、築城者は定かではないようです。ただ、鷹山氏の城も近く、鷹山氏の本家筋の山尾氏の城と考えられます。

主郭内と側面土塁             土塁上
     
虎口
虎口前の平坦地(やや堀の痕跡もある)
主郭内と側面土塁
主郭から虎口
空堀
   
城跡への坂道           設置されている警報機
分岐点               切通りからの城跡

近くの城・関連の城:鷹山飛騨守城