伊賀/ 下比奈知下山甲斐守城



ファイルNo1842

                            

@ しもひなち−しもやまかいのかみじょう 
  別名 

A住所:名張市下比奈知
B目標地点:
C形式:山城  D比高:70m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・堀切・土塁
G時代/人物:戦国期/下山氏
H満足度: 凸△
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2008年03月

  

道案内  ←城跡

奈良県に向かって国道165号線の蔵持町原出の信号で左折し、国道368号線に入ります。1.8km先で下比奈知トンネルを越えたらすぐの信号で右折し県道691号線に入ります。900m先(下比奈知小学校を越え)で左折し県道693号線に入ります。500m先で名張川を越え、70m先で左折します。140m先の山すそで道がY字ですので、右手に行きます。すぐ上り坂がありますから、ここを登るのですが、細く、生活道路ですから車は坂には登らず下の道に止めます。坂を上がると最初の民家の前の畑地を北側に進みます。この民家の裏手にもうひとつ民家があり、この二つの民家の間に山に入る道があります。

訪城備忘録

城跡は東側に名張川が流れ、西側斜面にある集落の北側から入ります。民家の間を通り(もうほとんど庭先を通るイメージです^^;)、最北側の民家の裏手を過ぎて山に入ります。少し登ると左手が相当広い平坦地、右側には丘陵の広い尾根を遮断するように堀と土塁が続いているところに出ます。広い平坦地は地元で馬掛け場(馬場)と呼ばれているそうです。堀沿いに進むと東側に虎口があって、ここより主要部に入ります。緩斜面の広い郭を越え(二の郭?)て主郭です。主郭北側前面に小郭を持ち、主郭の周りを空堀が巡り、北側小郭から土橋を伴い虎口があるようですが、東側の堀を除き、藪状態、倒木も多く遺構が確認できません。主郭内も雑木林状態で、土塁が巡るのはわかりますが、見通しはよくありません。主郭後方に段郭、その先に堀切があります。さらに、その先のピークに郭、そして、また堀切と続きます。城域としては広く、技巧的であり、この周辺に多い、単郭方形の館城に比べれば、相当の規模の城です。しかしながら、倒木が多く、藪状態なのが残念です。

城跡遠景
歴史

下山甲斐守城は奈垣とここにあり、下山氏あるいは築城については諸説あるようです。 歴史については奈垣ー下山甲斐守城

馬場から城域を区切る堀と土塁(虎口付近)      主郭後方        
馬場から城域を区切る堀       二の郭から主郭を見る
  

近くの城・関連の城: (奈垣)下山甲斐守城