大和 吐田城



ファイルNo3359

道がなく直登での訪城ながら主郭背後の大堀切は圧巻

                主郭西下大堀切           

@ はんだじょう 
  別名  

A住所:御所市関屋
B目標地点:一言主神社
C形式:山城  D比高:120m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・畝状竪堀・土塁
G時代/人物:室町期/吐田氏
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  神社から30分

J撮影・訪問時期:2018年01月

  

道案内 

大和高田市の国道24号線と国道166号線の交わる東室の信号から国道24号線を南下します。5km先、御所駅南の信号で右折し県道213号に入ります。櫛羅東の信号で直進し県道30号線になります。櫛羅の信号で左折し、県道30号線新道に入ります。2.8km先バス停そばで左手に下ります。右折してガードをくぐった先が一言主神社の鳥居です。この参道の脇に車を止めて、神社下まで歩きます。神社下で左折し、左に貯水池を見て、細道を400mほど歩きます。山からの水路にぶつかります。水路を砂防コンクリロートで渡り、山裾を行くと谷状の地形があります。そこの手前で斜面を谷沿いに進んで砂防ダムの手前で直登するしかないです。比高で40mほど登ると東の郭から延びる尾根に至ります。

訪城備忘録

2009年に断念し再チャレンジしました。訪城は道案内通りで直登でいいと思いますが、私は行くはコンクリートを渡ってすぐの斜面を直登しましたが、笹藪が続くのと尾根が細くて危なかったです。帰りは東郭の真ん中にある虎口跡から斜面を降りて谷まで降りて沢沿いに戻りましたがこれが土砂崩れ跡、倒木で歩けたもんではなかったですので、登りやすいと思われる箇所で直登ですね。いずれにしても自己責任です。さて城跡ですが、直登して尾根に登ると植林された平坦地があります。アップダウンはありますが歩きやすい尾根です。東の郭手前で斜面を登りますが、その両サイドに畝状竪堀があります。ありますという感じで明瞭とは言えませんでした。南東斜面にやや薄い堀切も確認できます。東の郭は細長い尾根上の郭です。北側下に帯郭と堀切が確認できますが下りませんでした。主郭下の南東下と南側にそれぞれ段郭と先端に堀切があります。主郭は長方形的な形状ですが土塁などはありませんでした。主郭西下、南郭の下に沿って短い畝状竪堀があるようですが明瞭とはいいかねます。この城の最大の見所は主郭西下の大堀切です。尾根がパックリと開いた感じで鋭い斜面、主郭側高低差は10mくらいはあるかという規模です。そこから落ちる竪堀も明瞭に残ります。堀切西側尾根斜面に短い畝堀があります。意図的に堀切ではなく畝堀になっている感じです。この先はピークがあり、その下に竪堀、さらに進むと西郭というべき出丸的な郭があります。それの西下は堀切なのか自然地形なのか大きな幅の堀切状でした。遺構はよく残っていると言えます。山は植林されているのでどこかに山仕事用の道があるのかもしれませんがわからなかったです。

城跡遠景
歴史

吐田館を参照ください。

   畝状竪堀          南郭下堀切(上から)
  
ピーク   東郭手前下尾根  右手へ竪堀
東郭下斜面の畝状竪堀
東郭下斜面の畝状竪堀
東郭
主郭下斜面
        南東段郭     南東段郭下堀切(上から)
               主郭    主郭切岸(主郭西下郭から)
竪堀       大堀切
主郭西下大堀切
主郭西下大堀切
主郭西下大堀切
尾根上の畝堀
尾根上の畝堀
     西郭    西郭下堀切状
主郭と南郭の間の竪堀      南郭西側畝状竪堀
       南郭段郭     南郭下堀切(上から)
道案内
一言主神社      池からの眺望
コンクリートを渡り山裾道へ       山裾道から斜面へ
砂防ダム手前     直登斜面
訪城は道に迷う恐れあるため地図を掲示します(地理院地図を加工)

近くの城・関連の城:吐田館