丹波 橋爪城
橋爪西城



ファイルNo3383


              主郭背後堀切

@ はしずめじょう 
  別名  

A住所:船井郡京丹波町橋爪
B目標地点:常照寺
C形式:山城  D比高:70m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・土塁・堀・竪堀
G時代/人物:戦国期/山内氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  15分

J撮影・訪問時期:2018年02月

  

道案内 ←橋爪城   ←橋爪城登り口   ←橋爪西城

京都縦貫道丹波インタを下り、国道9号線を約7.6km先(橋爪の信号手前800m)、右手に常照寺の背後が橋爪城跡です。橋爪西城は常照寺下の道を左手に行き、250mのT字を右に登ります。200m先の右手民家の背後の台地先端が城跡です。獣除けフェンスに手前になります。 

訪城備忘録

橋爪城は高台にある常照寺の下まで行き右手の小道を行きます。すぐに山に入る道があり獣除けフェンスがあります。その先に墓地があり、これの背後を直登します。本来の道もあるのですが、獣除けフェンスに囲まれていて他のゲートは止めている紐の結びがきつく、墓地前のフェンスはよく人が出入りするようで緩いです。墓地の斜め左手から登りますが斜面はそんなにきつくはないです。見上げると城壁が見えています。城域下に到達すると尾根先端からの斜面に竪堀と思われる窪みが麓まで2条続いてます。城壁の切岸は鋭く3mほどあるかな。上に登ると五郭です。ここから頂上へ5つの郭が連なります。ひとつひとつがなかなか広い郭です。
四郭の東側にはスロープのような土塁があります。三郭は左手にスロープ状になっていて二郭と四郭に挟まれた平坦地の二郭切岸は高くてするどいです。二郭は西側に土塁があり、三郭と西斜面に降りる虎口があります。また、主郭との間の虎口と思われる開口部には東側が土塁になってます。主郭は藪がきついですが、東側にスロープ状の土塁があり、北側は切岸の上に大土塁がある感じの二段になってました。主郭の北側下にはこの城の最大の見所の堀切が尾根を切ります。この堀切底と主郭土塁上部では6mほどある感じです。西側斜面下には広い平坦地を持つ六郭があるようですが藪でよくはからんです。
橋爪西城は橋爪城の西側の丘陵先端にあり、集落の背後段丘の上にありました。基本単郭のようで土塁が往時は周囲を巡っていたようですが今は西側の南部分が失われてます。北側から東側の半分まで横堀が巡り、北側の虎口には土橋がありました。 両城とも遺構が良く残り案外大きな城でした。三ノ宮城よりは技巧的ですし、新しい感じがします。一時期この辺まで山内氏の勢力が拡大していたつう事なんでしょうかね? 

城跡遠望
歴史

築城時期、築城者は詳細不明のようです。三ノ宮城を本拠とした山内氏の城とされます。城主として史料では山内盛豊(一豊の父?)、紀三郎、善右衛門、政俊の名があるとの事です。

四郭とスロープ土塁     主郭内      
  
城壁を下から見上げる      竪堀       
五郭から四郭切岸       五郭から二条の竪堀を見る
四郭の切岸
四郭とスロープ状土塁
三郭から二郭の高い切岸
    三郭のスロープ         二郭の西側虎口(郭内側から)
      主郭下切岸         二郭から主郭への虎口と土塁
主郭下切岸
主郭東側スロープ状土塁       主郭北側大土塁
主郭北側下堀切(西側から見た)
主郭北側下堀切
主郭北側下堀切(東側から見た)
二郭虎口から下り    二郭虎口外から
橋爪西城
   郭内       西側から北側土塁
外側から郭と土塁、手前は土橋     土橋を横(空堀)から    
郭北側の空堀
主郭内と東側、北側土塁

近くの城・関連の城:三ノ宮城