山城/ 城谷山静原城



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                    主郭下の郭と主郭の切岸   

@ じょうだにやま・しずはらじょう 
  別名

A住所:京都市左京区静市静原町 
B目標地点:城谷山・静原神社・阿弥陀寺
C形式:山城  D比高:270m 
E現況:山林

F遺構等:郭・切岸・石積・土塁・堀切
G時代/人物:戦国期/三好氏・山本氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  神社から45分

J撮影・訪問時期:2007年03月・2020年05月

  

道案内  ←城跡の位置  

京都市内中心部より国道367号線で進み、花園橋で国道は右折になります。10Km先の大原上野町の信号で左折し県道40号線に入ります。県道は400m先で左折し、さらに200m先で斜め右に曲がります。2.4Km先が江文峠で、1.6Km先の左手が静原小学校(城山バス停)です。200m先で右折し橋を渡り静原集落に入ります。600m先の静原バス停前で右折し、100m先のT字で左折したところが静原神社、その隣が阿弥陀寺です。 平成二十五年(2013年)に整備され、主郭までの道標、主郭に説明板が設置されてます。
 
訪城備忘録

静原神社と阿弥陀寺の間の小道を登ります。神社本殿裏から登城道が続いています。道標が設置してあり、麓のS−1から始まりS−8で主郭下です。寺の裏手の平坦地(元々寺かなにかがあったよう)を少し山すそ沿いに西に行くと、右手斜面に細い道があります。これを登り、植林の杉林を登ってひたすら北に向かって斜面を登ります。山頂を本丸とし、南西側へ三段程度の大きな段郭があります。主郭の切岸は4mほどのはっきりとしたものです。主郭手前の虎口に僅かですが石積みがあり、主郭までに石が散乱していて、石段があったような感じです。主郭周囲は腰郭が巡り、その北側の尾根に郭が突き出ています。この郭は先端に低い土塁があり、その先は斜面、堀切となっていました。主郭を含む主要な郭には土塁は無く、切岸と、両側の急斜面での防御するという古いタイプの城跡と感じました。ただ、郭一つ一つはけっこう広い郭でした。東南尾根側に下りていくと尾根中腹の郭群(説明板では二の丸 城山・静原城)に至ります。先年の台風被害で尾根上は多くの倒木で相当に荒れていました。城山・静原城は尾根上のため、段郭ですが、石垣残存度が多いです。
   
主郭の説明板
歴史

弘治三年(1557年)に三好長慶が築いて山本氏が在城したとされます。天正元年(1573年)に足利義昭に味方した山本実尚を織田信長の命で明智光秀が攻め落城させたとされます。

  
     段郭           主郭下腰郭と北側の郭への虎口土塁
  現地案内板より    
城跡遠景
麓の静原神社    主郭石段と説明板
  
主要部南西側下の郭の虎口石段
主要部下南西側の段郭と切岸
主郭下段郭と切岸
主郭石段・石積み
主郭
主郭北下切岸
   北の郭   北の郭から下の堀切を見る
北の堀切
北の堀切
東南尾根の段郭
東南尾根からの眺望
トレッキングの案内図

近くの城・関連の城: 城山・静原城