越中/ 隠尾城



ファイルNo0043

山間のひっそりとある館城

                            主郭土塁

@ かくりょうじょう 
  別名 

A住所:砺波市庄川町隠尾
   旧:東砺波郡庄川町隠尾

B目標地点:
C形式:丘城  D比高:10m 
E現況:雑木林

F遺構等:空堀・土塁・碑
G時代/人物:戦国期/南部氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  林道から2分

J撮影・訪問時期:2003年03月

  
城址碑

【道案内】 

国道156号線を砺波市中心部より庄川温泉に向かいます。県道371号線で庄川を舟戸橋で渡ると右手に山道が通じています。三条山付近を通過し隠尾集落まで進みます。



【訪城備忘録】

ほぼ廃村状態の地区に城跡はあります。こじんまりとした館跡が静かに残ります。城跡そばの建物は城主子孫の方のものだそうです。今は夏場の作業用に使用されるのみの建物らしいです。 近くにおられた方は ここはあまり多くの人には知られたくないなとおっしゃておいででした。


【歴史】

永禄3年(1560年)、上杉謙信は椎名氏を援助して富山城を攻め、さらに増山城に逃れた神保氏を追撃し五ケ山(五箇山)に敗走させた。このとき戦火に巻き込まれたのが隠尾城主南部左衛門尉尚吉といわれる。鉢伏山の合戦の史料は残っていないため詳細がわからない。城跡の規模は南北29m・東西21mの台地からなり、北側を除く三方が深い谷という天然の要害となっている。台地に沿って池になっているのは堀跡で、南側崖下20mのところに籠城用の飲料水にしたという湧き水(城清水)の跡がある。  ≪現地説明板より  庄川町教育委員会≫

  
土塁と堀
  
隠尾城の近くの鉢伏山の北側の県道346号線沿い(砺波市五谷・砺波市庄川町庄・隠尾)の夢の平スキー場のコスモスと散居村展望台からの景色です。 <2017年09月>  

近くの城・関連の城:鉢伏山城  千代ケ様城