伊豆 白水城



ファイルNo2644


                         主郭土塁   

@ はくすいじょう 
  別名 

A住所:賀茂郡南伊豆町長津呂
B目標地点:石廊崎灯台
C形式:山城  D比高:60m 
E現況:山林・小公園

F遺構等:郭・土塁・堀切?・碑・説明板
G時代/人物:室町期/御簾氏
H満足度: 凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  10分

J撮影・訪問時期:2011年05月

  

道案内  ←城跡  ←登り口

下田市の伊豆急下田駅そば、国道135号線、414号線、136号線が交差する中島橋の信号から国道136号線で南伊豆町に進みます。道なりに10km先、日野の信号で国道は右折ですが直進して県道16号線に入り石廊崎を目指します。10km先の石室トンネル手前の信号で左折します。300m先に石廊崎漁港前に遊覧船の有料駐車場がありますが、その手前左手に赤い欄干の小さな橋があります。ここから登ると城跡です。
 
訪城備忘録

赤い橋から中腹まで登ると井戸が残っています。さらに尾根手前まで登ると主要部への段差に至ります。虎口手前左側の繁み奥には土塁のような盛り上がりも認められます。虎口には石積みの痕跡のように見える石列がありますがどうでしょうか? 主郭にはL字のけっこうりっぱな土塁があり、古びた城址碑と東屋が建ってます。東屋のなかに説明板が立てかけてありました。説明板には堀が残っていると書かれていますが、それはどれを指すのかよくわかりません。城跡の形は残っていますが、技巧的でもなく、明瞭とはいいがたい感じです。長津呂湾は細長い入り江になっていて、当時には船を係留するには理想的な入り江のように感じます。石廊崎港を城跡の尾根とは反対側に登って行くと石廊崎灯台です。その先に石室神社が断崖の中腹にあります。けっこうなパワースポットのようで、宇宙と交信できるらしいですよ。

城址碑
歴史

室町初期に土豪御簾三河守が居城したとされます。当時より海賊城として機能していたとされます。戦国期に入り、北条氏の伊豆支配の中で北条水軍の拠点として組み込まれてたと考えられ、天正十八年(1590年)の小田原の役に落城したというされます。

小郭?               主郭と土塁
井戸                    虎口
城跡遠景
  
石廊崎漁港の入り江(長津呂湾)
石廊崎灯台
石室神社
南伊豆の夕日

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