遠江/    賤機山城



ファイルNo1461

今川氏形式の縄張りが残るといわれる城

                          主郭  

@ すずはたやまじょう  ▽ 
  別名 

A住所:静岡市葵区大岩
B目標地点:浅間神社
C形式:山城  D比高:200m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切・竪堀・碑・説明板
G時代/人物:室町期/今川氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  浅間神社から40分

J撮影・訪問時期:2006年06月

  

道案内  

東名高速道静岡インタを下り、右折して、インター通りを進みます。3Km先の南安部の信号で右折し、国道1号線に入ります。1.8Km先の静岡駅前の信号で左折し、県道27号線に入り、600m右手一帯が駿府公園です。さらに1Km先の安倍町の信号で右折し、120m先で左折して麻機街道に入ります。400m先の左手が浅間神社です。浅間神社の中にある八千戈神社横の石段から賤機山公園まで登り、あとは尾根筋を進みます。途中より、堀切・郭を越えます。浅間神社より約1.2Km先の右手に主郭があります。
 
訪城備忘録・歴史

私は臨済寺の本堂から見て右手の尾根先端の急坂を登りました。道というより直登状態でしたが。山中には郭と思われる平坦地もありました。主郭は穴倉状で土塁が巡りますが、草木も伸びて、明瞭という感じではありませんでした。尾根上に城域が展開するようですが、北側は削平地と堀切が判別できる程度です。南側は二の郭付近の土塁とその先の堀切はわりと明瞭です。二の郭より西の尾根を下りていくと巨岩の手前に堀切が1条ありました。


今川氏が南北朝時期に南朝系の狩野氏に備えて築城したとされます。現在見られる縄張りは今川氏親時代の朝比奈備中守(泰能)の普請によるものとの事です。天正十年(1582年)の徳川家康駿河侵攻後に廃城となったとされます。


主郭の土塁           南側尾根の堀切
     二の郭土塁           臨済寺より城跡遠望
  
北側尾根の堀切         西側斜面支尾根の堀切

近くの城・関連の城:

          

浅間神社(八千戈神社)
(この左手の石段を登って行きます。)