遠江/ 萩野城



ファイルNo1346

小規模の城ながら堀切と土橋は一見の価値ある城

         北側の堀切と土橋

@ はぎのじょう 
  別名 

A住所:浜松市春野町筏戸大上
    旧:周智郡春野町
 

B目標地点:県道263号線の筏戸橋 
C形式:山城  D比高:170m 
E現況:山林 

F遺構等:郭・堀・堀切・土橋
G時代/人物:戦国期/天野氏
H満足度: 凸凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  旧筏戸橋から25分

J撮影・訪問時期:2006年04月

  
南側の堀切

【道案内】  ←登城口   ←城跡

新東名自動車道浜松浜北インターを下り、国道152号線新道を北上します。約4km先、飛竜大橋北の信号で左折し県道40号線に入り、約1.2km先の双竜橋の信号で右折し国道152号線に入ります。  <あるいは、東名高速道浜松インタを下り、県道65号線を北上します。1.6Km先の信号で斜め右に右折し県道45号線に入ります。道なりに約15km先の中瀬四塔の信号で右折し国道152号線新道で、約1.6km先が浜松浜北インターです。さらには、名古屋方面から来た場合は 浜松西インタで下りて県道65号線を東に進み、10Km先の内野入口の信号で左折し国道152号線に入ります。約14km先が浜松浜北インターです。>   双竜橋の信号から国道152号線で約2.5Km先の山東の信号で斜め右へ国道362号線に入ります。
ここから約25Km先(犬居城の近く県道58号線との信号の平尾の信号から3Km先)の新長久橋を越えた先の河内の信号で右折し県道263号線に入ります。8Km先で県道が新筏戸橋を越え、大きくU字に曲がりさらに先にはトンネルがあります。トンネルの先の橋は萩野城橋という橋です。このU字の手前右側山裾のところに県道の旧道の橋(筏戸橋)が残っていて旧道の一部が小公園のようになっています。ここから登ります。



【訪城備忘録】

前回は登城口がわからずに周囲の林道をウロウロして結局日没で断念した城です。今回は仲間に同行を頼みリベンジしました。旧道の山側がV字に開いた感じになっていてここから右手に登ります。10mほど登ると山に向かって薄い道がついています。最初は南の方向に登って行きます。登りが少しつつきつくなりますが道ははっきりしてきます。途中10分ほど歩くと別の尾根からの道と合流し、さらに山へと登ります。この辺から至る所に最近どなたか登られた時に目印にされたピンクのリボンが木々につけてあります。合流から5分ほどで堀切状(切通し)の箇所にでます。これは遺構ではないんでしょ。切り通しを進まずに左手の尾根筋を南東方向にさらに登って行きます。10分ほどで城址に着きます。まずは大変明瞭な堀切と土橋が目に飛び込んできます。本当に明瞭で、なにか今も機能してるような感じすらします。ここより城域です。郭と呼べるほど広いところはありません。尾根上に細い平坦部が二箇所ある程度ですが、その尾根の西側下は帯郭というか横堀が付属しており、中間点には折れのある虎口形状も認められます。さらに南側(尾縁側)に堀切、その先は一騎駆け状の尾根が二箇所続いていました。小さな城ですが、苦労して来た甲斐のあった遺構に満足できる城でした。

【歴史】

犬居城天野氏の支城です。天野美濃守あるいは天野氏の家臣尾上氏が在城したと考えられています。

  
一騎駆け状の尾根
  
主郭の土塁?
  
  

近くの城・関連の城:

          

土橋        北の堀切        堀切
横堀状と虎口状土塁
       一騎駆け              南側堀切付近(虎口状箇所)