遠江/ 佐久城



ファイルNo1252

丸馬出が完存する城

         丸馬出  

@ さくじょう 
  別名 浜名城 

A住所:浜松市北区三ケ日町都筑
    旧:引佐郡三ケ日町 

B目標地点: 
C形式:平城  D比高:−−m 
E現況:雑木林 

F遺構等:郭・土塁・土橋・堀・説明板 
G時代/人物:南北朝期/浜名氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  2分

J撮影・訪問時期:2002年05月・07月
             2016年05月

  
丸馬出の土塁

【道案内】 

東名高速道三ケ日インタを下り、料金所を越えるとすぐの十字路で直進し県道85号線を進むと国道362号線との交差点の都築の信号に至ります。直進して、浜名湖レークサイドウェイに入り、2Km先右手のリゾートダウンの住宅地(別荘地)に入ります。かんぽの宿が目安になります。この奥、半島状に突き出したところに城跡はあります。プロパン貯蔵庫横より登ります。



【訪城備忘録】

主郭南側に残る丸馬出の土塁、堀、土橋が大規模で明瞭です。それ以外の遺構の残存度が低いので、ここが際立っています。浜名氏の遺構というより、徳川氏の遺構なんでしょう。徳川氏の丸馬出を象徴するような城でしょうか。


【歴史】

貞和四年(1348年)頃 浜名清政が築城したとされます。浜名氏は猪鼻氏の系統で、源頼政の子孫とされます。 清政より九代目の頼広の時、永禄十二年(1569年)に徳川家康の遠江侵攻に抵抗しましたが落城し、その後、家康の家臣の本多信俊が在城、改修されたようです。しかし、天正十一年(1583年)、小牧長久手の戦いでの遠江防御のために新たに野地城が築城され、佐久城は廃城になりました。




現地案内板より
  
馬出の土橋
  
  
  

近くの城・関連の城:野地城

          

主郭前土橋り
馬出し下堀                      土橋を横から見る
馬出し土塁
主郭虎口                            主郭内
主郭土橋                            井戸
主郭土橋                          城址碑
城跡からの夕陽
主郭虎口から土橋と馬出し