越前 武衛山城



ファイルNo3940

眺望は最高ですが、遺構は乏しい

               主郭             

@ ぶえいやまじょう 
  別名 

A住所:越前市文室町〜余川町
B目標地点:味真野神社・万葉の里
C形式:山城  D比高:240m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・土塁・碑・説明板
G時代/人物:戦国期/斯波氏
H満足度: 凸+☆
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  登り口から60分(登り口から2km)

J撮影・訪問時期:2023年05月

  

道案内 

北陸自動車道武生インタを下り、右折して県道262号線に入ります。約4Km先で右折し県道198号線に入ります。約2.8Km先の正面が味真野神社で館跡です。この隣が越前の里(万葉の里)です。

あるいは、国道8号線新道の生田の信号で県道201号線に入り、約4Km先です。

味真野神社の横が万葉の里になっていて、万葉館を正面に左手側に武衛山への登り口があります。登り口から約2kmで50〜60分の道のりです。
 
訪城備忘録

登り口から整備された道を登って行くと尾根道に到達します。左に行くと三の砦があり、その先に山頂までの登山道が続きますが、右手に行くと二の砦、一の砦があります。尾根の高まりを砦と称しているようで特に遺構は無い感じです。ただ、二の砦は尾根道が狭められたような細工があるようには見えました。戻って山頂向かいます。 約50m毎に地元の小学生が作成した「残り○○〇m」の標識があります。残り650mにピークがあって余川町との分岐点があります。ここから急坂もあり、特に残り200mはロープも設置てある急坂でした。

急坂を登りきると城域と言う事のようです。主郭まで二条の堀切がありますが、登城道が窪みを通過すると言う感じで堀は木々が茂っていてまったくわかりませんでした。(木々の葉が枯れている冬場ならもう少し見られるのかもしれないです。) ふたつめの堀切を越え、切岸を登ると主郭です。主郭端は草木も刈られ、説明板・城址碑も設置してあり、また、眺望がすばらしいです。後方、大平山方面への道が付いていますが草木の葉が茂っていてどこまでの遺構かはわかりませんが、道沿いに土塁のような高まりがあります。主郭を越え、斜面に入りとすぐに堀切のようにも見える箇所がありますが、ここも草木が茂っていて何とも言えなかったです。 ここは2kmを歩いたという達成感の城跡でしたわ^^;

主郭の城址碑
歴史

築城時期は定かでは無いものの応仁年間(1467〜69年)・文明年間(1469〜87年)の早い時期に越前守護の斯波義敏が築城したと伝わります。文明十一年(1479年)、朝倉孝景とこの地で戦います。天正元年、斯波義銀(義近)は織田信長に抗しますが、敗れました。<現地案内板より修正>

応仁文明の乱:応仁元年(1467年)〜文明九年(1477年)
最初の堀切
主郭下の堀切
主郭からの眺望
  
登り口     三の砦
一の砦
二の砦
最初の堀切(上から)
主郭下の堀切(上から)
主郭土塁?<左手>
太平山側から主郭
眺望(日野山)
眺望(三峯城)

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