越前 岸水城



ファイルNo3868


              二重堀切              

@ きしみずじょう 
  別名  

A住所:福井市岸水町
B目標地点:
C形式:山城  D比高:80m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・模擬櫓
G時代/人物:室町期/岸水寺?
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2022年10月

  

道案内    

北陸自動車道福井北インタを下り、料金所の先の信号を右折します。300m先の信号を右折し国道416号線に入ります。2.8km先の新保の信号で国道8号線を越えます。4.2km先の堀の宮の信号で国道は右折ですが、そのまま直進して県道251号線に入ります。1.3Km先で日野川を明治橋で越えます。橋を渡って300m先の信号を右折します。(県道は左折です。) 右折してから約4km先の右手が大安寺小です。(右折した信号から約2km地点は大安寺へは左折になります。大安寺は越前松平氏の墓所があります。) 小学校前の信号から約600m先、九頭竜川沿いの道に以前は民家が建ってたところが空き地になっているところがあり、その端からフェンス沿いに行き、石段を登り、そのまま山道を進むと途中南側からの道と合流し、さらに登っていくと城域に達します。 車はこの空き地に停めましたが、約200m先へ行くと竜興寺坂の入口があり、その入り口前が広くなってて、ここにも車は停められます。

訪城備忘録

以前、民間が公園か何かにしようと整備をしたのか城域の尾根先端部からやや尾根に入り込んだ部分まで遺構らしき感じはしません。その上、草が生い茂っていて、真ん中に武将の銅像が立ってます。その背後には模擬の櫓も建てられていて、「曲輪」という石の標識も設置されてます。この尾根先端から模擬櫓付近までは城っぽくはないです。模擬櫓の背後から薮もなくなり、うっすら窪んだところが円弧状にあります。標識には「堀切」とありますが、あまりに浅すぎますし、半円状に円弧になってます。、ある本には古墳の周壕の跡ではないかと書かれてました。 中世の山城の遺構はここの背後に尾根です。

浅い窪み状の先にわりとおおきな郭があり、その先に明瞭な二重の堀切があります。堀切には土橋も残ります。その先、長方形の郭があって、その先は郭側からは大きく尾根は下がります。尾根の鞍部をさらに加工した感じの深い堀切になってます。ここが城域の西端の感じです。この三つの堀切が遺構としては良好なものです。

民家跡からの登りルート
歴史

詳細不明の城です。ただ、麓にあった岸水寺勢力との関係が指摘されていて、岸水寺が天正二年(1574年)に一揆で焼失しているようです。

尾根西端の堀切         二重堀切のひとつを南下から
城域からの眺望
  
模擬櫓       円弧の浅い堀?
二重堀切
二重堀切
二重堀切
西端堀切を郭から
西端堀切
竜興寺跡の説明板     竜興寺坂入口

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