越前 石丸城



ファイルNo3831


              模擬土塁              

@ いしまるじょう 
  別名 石丸館 

A住所:福井市石盛3丁目
B目標地点:石丸城公園
C形式:平城  D比高:ーm 
E現況:公園・宅地

F遺構等:模擬土塁・模擬堀・説明板
G時代/人物:南北朝期/脇屋氏
H満足度:
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  1分

J撮影・訪問時期:2022年06月

  

道案内 

北陸高速道福井北インタを下り、国道416号線を福井市内中心部に向かいます。約4km先、新保の信号で右折し国道8号線に入ります。約3.2km先で九頭竜川を越えます。さらに約1km先、上安田の信号で左折し県道112号線に入ります。約3km先、森田中学校の信号で右折します。約200m左手が石丸城公園です。
 
訪城コメント

元々、地名から城があったことはわかってましたが、正確な場所が判明していなくて幻の城と言われていたようです。平成八年(1996年)の区画整理で遺構が確認され平成十四年(2002年)から2年間で発掘調査が行われ、2020年6月に石丸城公園が竣工したとの事です。遺構は南北朝の堀と戦国期の堀が発見され、長期に使用された城館であったようです。公園には発掘調査時の状況説明板、遺構、新田義貞、脇屋義助と石丸城に関わる歴史の説明板が設置され、発掘時確認された土塁と堀の位置が模擬復元されています。ちょっとした公園なんですが、地元の歴史の記憶を忘れないように配慮されています。

説明板
歴史

築城時期は南北朝期初期に新田義貞の弟の脇屋義助の館として築城されたようです。その後、戦国期は朝倉氏の家臣の佐伯勘解由左衛門の居城であったようで、拡張改修されたようです。しかし、加賀一向一揆に攻められ落城焼亡し、そのまま廃城になったようです。 ※佐伯勘解由左衛門→三段崎勘解由左衛門紀存(みたざきただあり)か??

公園         模擬土塁と模擬堀
現地説明板より
  
現地説明板より(太平記絵巻にある、「石丸城を出陣する新田義貞 右端は脇屋義助」)

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