越前 大野・茶臼山城



ファイルNo3269

畝状竪堀が残る城跡

               南側堀切             

@ ちゃうすやまじょう 
  別名 三條山城・御城山城 

A住所:大野市上舌〜下舌
B目標地点:
C形式:山城  D比高:130m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・畝状竪堀・土塁・碑・説明板
G時代/人物:鎌倉期〜戦国期/ーー氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分

J撮影・訪問時期:2017年06月・2021年03月

  

道案内 

北陸自動車道福井北インタから中部縦貫道(現在は永源寺大野道路・国道158号線)で大野インタまで行きます。 大野インタを下り、右折し国道157号線を進みます。約4Km先T字の信号で右折し国道157号線を進みます。約2.5km先の篠座中の信号を左折し県道34号線に入ります。約2.8km先を左折し上舌集落ふれあい会館前を通り、背後の丘陵の切通道へ向かいます。左折から約500m先、右手が茶臼山城の登り口、左手が舌城の登り口です。

訪城備忘録

前回2017年は雨で登るのを断念しましたのでリベンジでした。登り口から整備された尾根道を登って行きますと城域の北下の堀切に至ります。その上左右に畝状竪堀があります。ここを越え登ると主郭です。相当に広い主郭で、今は伐採された木が多く横たわっていますので分かりにくいのですが二区画に区切られている感じです。主郭から南側に下りて行くと西側に三条の畝状竪堀があり、南尾根側に堀切があります。南東側が緩斜面にも畝堀があり、東南角は明瞭な畝状竪堀が四条ほどありました。戻って北西尾根側に行くと、北側斜面に竪堀が二条あって、その先が小郭、その先の尾根側に堀切があります。ほぼ大きな単郭の城ですが、この主郭は大きいです。三つの尾根は堀切で遮断し、主郭南北を畝状竪堀を多用して防備しているという感じです。 現在、切通のような道で舌城と茶臼山城は分断されてますが、かつては繋がっていたとの事です。二つの城は一城別郭であったか、いずれにしても連携した城であったようです。

麓の城址碑
歴史

築城については。史料では、鎌倉末期に三條藤(蔵)五郎が築城したとも、淡河右京亮、武衛一族、朝倉彦之丞が在城したというされるようですが、いずれも定かではないようです。遺稿から、戦国期(天文十年(1541年))頃、美濃に対応するために朝倉氏によって改修されたものと考えられます。

畝状竪堀    北西尾根の堀切
麓からの風景@
麓からの風景A
  
北側堀切    北側畝状竪堀
主郭
主郭
南西側畝状竪堀
南側堀切
南側堀切     主郭切岸
南東側畝状竪堀
南東側畝状竪堀
南東側畝状竪堀
北西側尾根・手前竪堀
北西側堀切
麓登り口     城跡遠景
麓からの風景B

近くの城・関連の城:舌城