越前 大滝城



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                            東の堀切

@ おおたきじょう 
  別名  

A住所:越前市大滝町
    旧:今立郡今立町

B目標地点:大滝神社奥の院
C形式:山城  D比高:250m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切・碑
G時代/人物:南北朝期/大滝寺
H満足度: 凸凸☆
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  40分

J撮影・訪問時期:2017年04月

  

道案内 

北陸自動車道武生インタを下り、料金所から右折して県道262号線に入ります。約4km先のT字で左折します。200m先で斜め右手の県道200号線に入ります。約1km先でやや右手へ、200m先を直進して県道199号線を進みます。約800m先が大滝神社です。大滝神社の右手直進したところに大滝神社駐車場があります。
 
訪城備忘録

越前和紙の里近くにある大滝神社の背後の山上に城はあります。麓の大滝神社(駐車場の斜め前の坂道を登ります。)から大滝神社の奥の院へ向かってつづら道の階段を登って行きます。比高200mほどに奥の院があり、奥の院の背後の尾根上が城跡です。奥の院社殿の左手の大木の間の木の階段を登って行くと大滝神社のご神木の大杉のある頂きで、ここは主郭です。織田氏系が入ったにもかかわらず、城は古風な連郭式で、郭を尾根に並べ、郭と郭は堀切で遮断されているという縄張りのようです。主郭の東西に堀切が残り西の堀切の先に「滝川一益鐙埋蔵の地」の碑があり、主郭東側には大きな堀切があります。その東側の郭の北側下に2条の堀切があります。 麓の大滝神社の社殿、屋根の形が龍のような独特な社殿(本殿と拝殿が連結しているからこういう屋根になっているようです。)で、これも必見です。

主郭の碑
歴史

大滝寺(明治の神仏分離令で大滝神社)は平泉寺の末寺となり、僧侶の城として築城されたようです。南北朝期に南朝に付いたため、北朝方に攻められ落城、その後、朝倉氏によって再興されたようですが、天正三年(1575年)に織田氏に攻められ落城、一時、滝川一益が在城したと伝わるようで、一益が戦勝を祈願して埋めた鐙があり、それは掘り起こされ、大滝神社に宝物として現存しているようです。

西側堀切           主郭とご神木
北側堀切             北側下から主郭を見る
滝川一益鐙埋蔵の地の碑          大滝神社奥の院社殿
  
ご神木
ご神木
東の堀切
大滝神社社殿 2017年04月・2018年09月
2016年7月夕方

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