近江 / | 大吉寺 |
ファイルNo2457 |
熊の足跡を見てしまった人里離れた山腹にある城郭寺院跡
@ だいきちじ |
道案内 ←登城口 ←城跡 | |||
北陸自動車道長浜インタを下り、県道37号線を東に進みます。3Km先の国道東上坂の信号で左折し、国道365号線に入ります。約3Km先の草野橋北詰めの信号で右折します。市道を草野川沿いに進みます。、あるいは国道365号線の草野川橋を渡ってすぐの信号で右折します。8.5km先、大吉寺の大きな標識があるところで右折し県道265号線に入り草野川を越えます。右折してから300m先を左折し県道264号線に入ります。600m先を右折し、下之森神社と光福寺の間の谷沿いを進みます。1.5km先が麓の大吉寺です。 |
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訪城備忘録 | |||
麓の現 大吉寺から沢沿いに進みます。水量が多いとこの道は川に消えてしまいそうです。しばらく進むと右手に石垣を伴う山道があります。ここから一気に尾根まで登るのですが、道といっても独り通るのがやっとという感じでつづれ折れの道で斜面を登ります。登りきったところに平坦場があり、これも坊跡か門跡なんでしょうか? ここから塹壕のような道、あるいは、途中消えてしまいそうなつづら道を登って行きます。正直少しなめてました。5月の初旬でしたが汗が滲んできます。麓から250mほど登ると仁王門跡です。前面に堀切状の窪地が横たわり、門内は両サイドが土塁、さらに枡形状に折れて先に進みます。ここから各所に坊跡の平坦地を見ることになります。本堂下(手洗鉢付近)まで登ると平坦地がより明瞭になり、一部石垣の痕跡も残ります。塔跡まで来ると左手上が本堂、塔跡のさらに上に「あか池」があります。「あか池」は今は窪地という感じですが往時は窪地全体が池だったようです。今でも水が沸いています。草木が伸びてきてしまい見難いですが、本堂への石段、鐘楼・本堂の石垣の残骸が確認できます。また、頼朝供養塔が積み直されたんでしょうか?しっかりと建っています。本堂裏手の長い窪地は通路なんでしょうか?この両サイド側面に石垣がしっかりと残っています。本堂周囲を歩いていましたら 人間ではないであろう足跡を見つけてしまいました。登ってくる途中でもなんか獣臭がしてる感じがしたんですよ。ここから天吉山山頂までまだ比高で300mほどありそうですので、足跡を見て怖くなって退散しました。それにしても伊吹の弥高寺もそうですが、山岳寺院とはすごいところに寺を作ったもんだわなと関心します。 |
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貞観七年(865年)の草創とされます。平治の乱の後、源頼朝が大吉寺に匿われたと伝わります。室町期には、幕府の祈躊寺として保護を受けていましたが、大永五年(1525年)に六角定頼による兵火や、元亀三年(1572年)には織田信長により焼き討ち破却を受け、寺院は衰退しました。現在、天台宗寂寥山大吉寺の一子院が遺存するのみです。 <案内板より> |
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