近江 / 甲賀上野城



ファイルNo1650

元々の単郭方形の主郭に拡張された兵站基地のような広い郭をもつ城

              北側の郭より主郭を見る  

@ うえのじょう 
  別名  −−−−−

A住所:甲賀市甲賀町油日字山崎 
     旧:甲賀郡甲賀町
B目標地点:

C形式:平山城  D比高:30m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀・土塁・標識
G時代/人物: 戦国期/上野氏
H満足度:
凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  県道から5分


J撮影・訪問時期:2006年12月・2015年10月
            2018年08月

  
主郭虎口

【道案内】      ←登り口

国道1号線で湖南市(旧甲西町)方面から来ると、西名阪という信号の50m先の信号で右折し甲賀水口中心部に入ります。県道549号線を進みすぐの本綾野の信号で右折して水口町市街地(現:甲賀市)を抜けます。近江鉄道を越えて600m先の内貴橋北の信号で右折し県道122号線(旧:国道307号線)に入ります。道なりに1.5Km先の三大寺北の信号で県道4号線と合流し進みます。庚申口の信号で国道307号線を横切りさらに県道4号線を進みます。庚申口の信号より約10Km先で県道はいったん左折となり、バイバス状に迂回しています。この左折のところを直進して旧県道に行きます。300m先の小さな川を越えて、さらに100m先の左側、民家の隣に登城口がありあmす。標識が立ってます。
 


【訪城備忘録】

県道の旧道側に登城道があります。地元の方の整備で案内標識が設置してあります。標識板に従い登っていくと大きな平坦地にでます。向こうに主郭の土塁が見えてきます。主郭は丘の頂点にあり、甲賀の典型的な単郭方形の城という感じですが、滝川城・望月城並みの、規模の大きな土塁も分厚いもので、特に南側が高い土塁で、西側の土塁の外側を堀と、一部帯郭が巡っています。主郭の北側の帯郭にも分厚い土塁が残ります。主郭と北側の平坦地(登り口から最初に入った平坦地)は10mほど落差があって、この郭は運動場くらいの広い郭になってます。西側には尾根状の分厚い土塁があり、南側は両サイドに堀状に窪んでおり、登り道は土橋のように見えます。東側には土塁は低いですが、屈曲した土塁と食い違いになった虎口形状のスローブが確認できます。兵站地として拡張されたように見えます。広い郭から主郭を見上げると、高低差と土塁の重なりでけっこう壮観な感じがします。


【歴史】

上野主膳正の城と伝わります。しかし、甲賀の一豪族の城の規模、縄張りではないような気がします。

  
  
主郭土塁
  
広い郭の土塁
  
  
主郭虎口を見上げる
主郭を見上げる

近くの城・関連の城:

          

主郭虎口        主郭土塁
主郭土塁
主郭東側土塁と虎口
主郭東虎口         主郭の西側空堀
北の郭の土塁
北の郭の土塁と虎口?
北の郭の土塁
北の郭の西側土塁(尾根状)  登城口標識