美濃 佐々良木城



ファイルNo3804


              南尾根主郭下堀切              

@ さざらぎじょう 
  別名 狭狭羅岐城 城ケ根

A住所:恵那市三郷町佐々良木〜瑞浪市釜戸町
B目標地点:林道小屋ケ洞線
C形式:山城  D比高:140m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・土塁・碑・標識
G時代/人物:戦国期/遠山氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  林道入口から30分

J撮影・訪問時期:2022年03月

  

道案内 ←城跡   ←城跡登り口  ←林道入り口

中央自動車道の瑞浪インタを下り、約1.2km先の薬師の信号で左折し国道19号線に入ります。約5km先の市原の信号で右折し県道20号線に入ります。約2.5km先の下小里の信号で左折し県道66号線に入ります。約14km先で瑞浪市から恵那市(三郷町地区)に入ります。市境から約400m先で右折し、約100m先のT字を右手に進みます。約400m先で林道の入口標識です。さらに林道を約700mほど川沿いの林道を進むと左手に御嶽神社の鳥居があります。 そこからさらに約400mほど進んだ右手の沢にある崩落防止のネットに突き刺さった城跡案内の木の杭があります。ここの5m手前くらいで沢を渡り反対側に行きます。尾根の鞍部から登って行きます。

訪城備忘録

林道入り口の標識から一本道ですが相当前から使われていないのか道は凸凹です。また、川沿いを進んですが、至り所で川に道が崩落してますし、道幅は狭いので車を転回する箇所がないですので、歩いて行かれた方がいいですね。前は鳥居のところまで車で入れたようですが、現在は鳥居手前200mほどの所で道が完全に崩落し人一人の幅しか残ってません。鳥居の所からさらに奥に入ります。朽ちた城跡入口標識があるところから沢の反対側を登ります。左手方向へ進み、そぐに沢的斜面を右手に登ります。すぐに尾根の鞍部(まるで堀切形状)で左手の斜面に登ります。相当に古い古道が残ってます。この古道を上の尾根まで登ります。尾根に達したら左手へ進むとすぐに堀切で、その先の急斜面を登り切ったところが主郭です。(写真で道案内) 主郭下の西尾根から登ってきたことになります。主郭は狭く、古い木の城址碑がありました。主郭の北下には土橋を伴う堀切があります。 さらに、主郭の南下から細い南尾根があります。主郭南下の堀切が明瞭です。南尾根を進むともう1条堀切がありました。西尾根側が不明瞭な郭があります。 ここは林道の奧、比高はそうないんですが、谷を彷徨ったり、違う尾根に登ったり、道を間違えるとやばい所です。夏場は熊もいそうですので訪城には注意してください。ただ、この城跡の奥には屏風山があり、ここへ行かれる方もおいでのようです。

林道の城跡入口標識
歴史

詳細不明ですが 岩村城遠山氏の支城で、史料によっては遠山十八支城のひとつとも言われます。天正元年(1573年)、武田氏が岩村城を攻略した後 天正三年(1575年)、武田勝頼が明知城を攻め落城させた頃、椋実城(欒峰城)とともに落城したのではないかと思われます。

主郭西下(登ってきた所)の堀切     北斜面下の堀切
主郭南尾根堀切
地理院地図から 危険ですので加工したものを掲載
  
西尾根から堀切     堀切から主郭の斜面
主郭西下堀切
主郭と城址碑
北下堀切
北下堀切と土橋状
主郭南下堀切を上から
南尾根
南尾根先の堀切
西尾根
道案内
林道入り口
鳥居の地点      さらに奥
城跡入口の標識
斜面から尾根へ
尾根の鞍部
上への古道
西尾根から主郭方向

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