美濃 神路城



ファイルNo3666


             主郭西側堀切               

@ かんじじょう 
  別名 一夜城・うすなべ城 

A住所:郡上市大和町神路
    旧:郡上郡大和町

B目標地点:白山神社
C形式:山城  D比高:110m 
E現況:山林

F遺構等:郭・堀切・竪堀・土塁・縄張図
G時代/人物:期/氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  白山神社より20分

J撮影・訪問時期:2020年08月

  

道案内 ←城跡   ←麓の白山神社

東海北陸自動車道のぎふ大和インタを下りて右折して国道156号線へ向かいます。約800m先の河辺の信号を右折して国道156号線に入り郡上八幡方面に進みます。約1.4km先、神路のバス停付近で左折します。約300m先で左折し、約100m先を左折した先が白山神社です。私は白山神社の奥の谷間の右手を直登し尾根中間に登りましたが、廃道の杉坂から切通を左手に登り、北郭から入った方が楽そうです。
 
訪城備忘録

白山神社拝殿に「東海古城研究会」の方が描かれた縄張図は飾ってありました。これによると主郭のある三角点の右手尾根だけでなく、三角点周囲から南尾根に至るところも城域となってますが、行った当日は藪藪であったためこの方面は入りませんでした。さて、斜面を直登するんですが、けっこう急な斜面で難儀しますが、木々が植林されているのでなんとか登れます。 道順の書いたように裏手から登った方が楽なようです。

谷筋の右斜面を登って行くと三角点と主郭の間の尾根に到達しました。ここは拝殿の縄張図から言うと中郭にあります。右手に進むと主郭の西端です。主郭の切岸と堀切、斜面に落ちる竪堀があります。けっこう明瞭です。主郭は西側に円弧状に低土塁が巡ってました。主郭北側下には郭があり、切岸根元から竪堀が落ちてますが主郭切岸沿いに横堀があった痕跡もあります。下の段には大きな穴が空いてますが、これは大木の根の跡なのか? そらに北尾根斜面に郭のようになっていて、ここを下りると廃道の切通と思われます。主郭南斜面にも竪堀があり、段郭があります。段郭の先は浅い堀切にあっていて、こちらが大手のようです。

麓 白山神社
歴史

遠藤氏がまだ東氏の家臣であった頃、遠藤盛胤が築城し、その後は土豪の臼田氏が在城したとされます。

城跡遠望
白山神社の拝殿に飾ってある縄張図(東海古城研究会制作)
国土地理院地図より(神社からは急斜面直登ルート)
神社裏手より斜面を見上げる
斜面途中より尾根を見上げる
  
西側から主郭を見る
西側竪堀
西側堀切
主郭と低土塁
    竪堀   主郭北側切岸
主郭北側下郭    北側尾根
南側竪堀
主郭南側下郭    主郭南側切岸
南郭の下の堀切

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