信濃/ 蟻塚城



ファイルNo1057


                            主郭と主郭後方の土塁

@ ありつかじょう 
  別名  中の城

A住所:伊那市美篶笠原 
B目標地点:御射山神社
C形式:山城  D比高:70m 
E現況:神社・山林

F遺構等:堀切・土塁
G時代/人物: 室町期/笠原氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  神社前城址碑より8分

J撮影・訪問時期:2005年09月

  

道案内 

中央高速道の伊那インタを下り、国道153号線あるいは国道361号線に出て伊那市中心部の入舟の信号で国道361号線を東に(高遠方面)進みます。8Km先の笠原入口の信号で左折し県道207号線に入ります。400mほど進むと馬場のバス停がありますので、この手前を右折します。(200m先の集落内で右折すると吉祥寺ですが、) そのまま路地を直進します。そのまま山道になりますので、500mほど登りますと神社入口です。
 
訪城備忘録

神社鳥居のそばに城址碑と説明版があり、そこより本殿に向かって参道両側に段郭が続き、2箇所ほど堀切の痕跡が認められます。本殿は二の郭にあり、さらに後方が主郭となります。本殿裏手より登ると主郭手前の副郭を越えて主郭に入ります。主郭は30*50m程度の大きさで後方に5mほどの土塁があります。その背後は深めの堀切で処理されていました。

神社入口の城址碑と説明板
歴史

築城時期は定かではありませんが、この地は平安期には朝廷の牧場である御牧であったことから、有力者が住んでいたと考えられますが、城としては室町初期に築城されたと考えられます。笠原氏は諏訪氏の一族と考えられこの地に移り住んで笠原氏を名乗ったと考えられます。廃城時期は武田氏の伊那侵攻の時期ではないかと思われます。 この城が中之城と呼ぶのは前方に天神山城、後方山頂に守屋山城があるためです。 <現地案内板より>

堀切痕跡         神社本殿(二の郭)
現地案内板より
  

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