西三河/ 椎城



ファイルNo0243

土豪の普請と徳川氏系の普請が混在する城

    堀切

@ しいじょう 
  別名 

A住所:豊田市則定町本郷
     旧:東加茂郡足助町則定本郷
 
B目標地点:則定小学校     
C形式:山城  D比高:120m 
E現況:山林

F遺構等:堀切・土塁・説明板
G時代/人物: 戦国期/鈴木氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  15分

J撮影・訪問時期:2003年02月

  
主郭

【道案内】 

豊田市内より国道301号線を進み、東海環状道の豊田松平インタを越え、400m先、松平橋手前で左折し松平橋手前の県道487号線へ左折します。(松平橋を渡るとT字交差点で右が国道301号線、左が県道39号線になり県道39号線でも足助に出ます。) 約5km先、県道487号線から右手方向県道343号線に入ります。県道343号線を約4km先、小学校手前で左に入り、小学校に至ります。(あるいは国道153号線追分の信号から県道39号線で豊田に戻る感じで進み3Km先県道343号線に右折して小学校に至ります。)  則定小学校(則定陣屋跡)のグランドから裏山への道があります。この裏山山頂が城跡です。



【訪城備忘録】

遺構は良好に残ります。則定小学校のグランド裏から上り始めるとすぐに広い削平地にでます。居館跡かもしれません。少し急な山道を尾根までのぼると堀切に到達します。堀切からすぐの郭には鈴木重氏の墓があります。この城の城主とあります。再び堀切を越えると主郭です。主郭は歪な形をしていますが、けっこう広いという印象です。さらに北側に進みと切岸にて大きく段差のある郭が続き、細長い大き目の郭に至ります。ここの北側の下に帯郭か横堀状の遺構が巡ります。資料では明らかに主郭・東の郭とは異なる構造をしているということになります。


【歴史】

史料には鈴木十内の城とあり、城の中間に鈴木重氏の墓がありますが、双方とも時代等は不明です。城は横堀の遺構など天正期頃改修された縄張りであり、徳川氏の改修が考えられます。 

  
鈴木重氏の墓
  
  

近くの城・関連の城: 則定陣屋・則定城・則定小畑城・大島陣屋

          

竪堀        横掘