伊賀 羽柴砦



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              堀切と土塁              

@ はしばとりで 
  別名  

A住所:伊賀市奥鹿野
    旧:名賀郡青山町

B目標地点:
C形式:山城  D比高:50m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切
G時代/人物:戦国期/筒井氏?
H満足度: 凸+
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  10分

J撮影・訪問時期:2025年06月

  

道案内 

国道165号線を伊賀市青山町の中心部から津市白山町へ向かった場合、近鉄線西青山駅前から約1km先で右折し県道670号線に入ります。山道を約2km進んだ奥鹿野地区の左手上砂防ダムの沢を挟んだ反対側の尾根先端あります。
 
訪城備忘録

沢の下の方に沢を渡る木が渡してあります。ここからだと比高が少しあるので、砂防ダムの下くらいから沢を無理やり越えてもいいかもしれません。

尾根先端と言うより、尾根から下がった中腹に10m四方も無い四方土塁に囲まれた郭があり、尾根側を堀切で遮断しています。背後の尾根に登って行くとL字の横堀・堅堀状のものとそれに囲まれた緩斜面の平坦地があります。ここは城郭遺構?かは疑問です。 いずれにしても見張りの城程度の城ですね。

背後の斜面 山道?堅堀?
歴史

詳細は不明のようです。一説には、天正十三年(1585年)、豊臣秀吉の命で大和郡山から伊賀に転封した筒井定次は羽柴性を与えられ、慶長年間初期までに築いた砦とか、あるいは、羽柴(豊臣)秀吉は、織田信雄から滝川三郎兵衛を切り離して味方に引き入れた際、羽柴性を与えたので、この城を羽柴砦と言い、滝川氏は狩猟の宿泊地として使用したという言い伝えもあるようです。

          郭内    背後の山道?堅堀?
郭の土塁と堀切を上から見る
  
堀切
郭内土塁
切岸
背後の緩斜面 郭?
砂防ダムに行く道と正面城跡        砂防ダム<右手茂みは城跡方向>  

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