伊賀 中山城塞群
中山1号城〜中山6号城



ファイルNo3678

3号城・4号城の遺構はなかなか良い伊賀の城

              中山四号城の堀              

@ なかやまじょうさいぐん 
  別名 中山1号城・中山2号城・中山3号城
     中山4号城・中山5号城・中山6号城
 
A住所:伊賀市石川
B目標地点:
C形式:山城  D比高:30m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀
G時代/人物:室町期/ー氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  ゲートから10分

J撮影・訪問時期:2020年09月

  

道案内 ←登り口  ←中山3.4号城 

名阪国道(国道25号線)壬生野インターを下り、県道679号線で北に進みます。1Km先の西之沢の信号で国道25号線旧道を横切り、直進して県道49号線に入ります。3.4Km先の阿山中学手前の信号で左折し県道674号線新道に入ります。1.6Km先の河合川の先、逆Y字の交差点の100m先の住宅の間の小道に左折します。山に入るとすぐにゲートがあり、ゲートを潜るとすぐに左上に行く小道があります。まっすぐの林道は麓を進みますが奥に六号城があります。この分岐を左に少し上るとまた左に分岐した道があります。左を進んで谷間を進むと炭焼き小屋のような小屋があり、これの手前の斜面を左手に登ると一号城です。二番目の分岐をまっすぐで分岐の上が二号城、まっすぐ登った右手が三号城、三号城の虎口のところで左手に三号城を巡る堀があり、この空堀を抜けると斜面の向こうが四号城です。三号城と四号城の間の斜面の下が五号城です。最初の林道の道沿いになります。林道の出て左手進んだところが六号城です。

訪城備忘録

ここの城塞群は三、四号城、特に四号城が非常に良い遺構が残ってます。

一号城:まずは一号城から行きます。二つ目の分岐を左に進むと円弧の道を進みます。左手は二号城の土塁です。円弧の道を過ぎると畑跡か谷間の段々を上に登ります。左手に小屋があり、この手前を登ると左手下に城跡があります。丘陵尾根先端の下に削って作られた郭があり、周囲を削り残しの土塁が三方を巡ります。奥の一段高いところにもう一郭あり、その背後上に空堀がありました。

二号城:二つ目の分岐の左手すぐに一郭、まっすぐ登ったすぐの左手に一郭あります。まっすぐの道は塹壕のような道で往時は空堀のようです。道の右側にも平坦地がありここも郭かもしれません。

三号城:二号城を過ぎてほんの少し登ると右手に三号城の虎口です。なかなか高い土塁で作られた平虎口で明瞭です。郭内に入るとすぐの左手がやや出っ張っていて、窪地になってます。井戸でしょうか? 郭の周囲は土塁が巡り、奥の土塁は幅があり、上の郭という事になるのでしょうか。虎口のところから左手に行き、すぐを右手に行くと二号城の空堀です。ここを進むと空堀は右手から二号城に沿って斜面を落ちています。この先は幅の広い斜面になっていて、斜面の向こうが四号城、斜面の下が五号城です。

四号城:斜面から四号城の城壁を見ると城壁がそそり立って光景がいいです。四号城背後の空堀は一段と高く明瞭です。郭は土塁が巡り、背後側は高く二段になっていて中間に郭があります。三号城とは反対側に虎口があります。虎口の前には大きな平坦地の郭があります。空堀は背後から斜面に沿って続いています。外から見ると斜面に沿って城壁と空堀が下がっているんですが、郭内は非常に平坦度があり、きちんと作られてました。

五号城:最初の分岐点をまっすぐ麓を進んで行くと林道沿いで、三号城と四号城の間の斜面の下に位置したところに平坦地があります。これが五号城と思われます。

六号城:五号城からさらに進むと右手に大きな堀切があり、ここが六号城のようです。堀切から林道沿いに細長い大きな郭があります。

丘陵の頂部には七号城があるようですが今回は行きませんでした。

四号城
歴史

詳細不明です。

四号城背後の空堀   二号城の斜面空堀
三号城の斜面堀を横から見る
四号城の城壁を見る(三号城側から)
地理院地図より
登城口横の田んぼ
一号城
一号城手前
尾根の城域背後低土塁    尾根斜面の下の郭
下の郭の虎口?
上の段の郭
上の段背後への道
上の段背後の空堀
二号城
下の郭    上の郭
斜面の空堀
三号城 
虎口・土塁
郭内と背後土塁
土塁
尾根側空堀
斜面空堀を上から
斜面空堀を下から
四号城
郭の尾根側土塁
郭内
土塁
郭内から尾根側土塁を見る
虎口・土塁
土塁
虎口を外から
尾根側空堀
斜面城壁と空堀
斜面城壁と空堀
斜面城壁と空堀
五号城・六号城
五号城郭内     五号城の背後段差
六号城の郭内
六号城の堀切   堀切の反対側
六号城の堀切

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