伊賀 吉田氏城



ファイルNo3664

              主郭南側空堀              

@ よしだしじょう 
  別名  

A住所:伊賀市蓮池〜喰代
   旧:上野市蓮池

B目標地点:木代神社
C形式:丘城  D比高:20m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀
G時代/人物:室町期/吉田氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  8分

J撮影・訪問時期:2020年08月・09月

  

道案内 

名阪国道(国道25号線)の中瀬インタを下り、国道163号線に入り大山田方面に進みます。約8Km先の大山田郵便局の先の平田の信号(伊賀市大山田支所手前)を右折し県道56号線に入り服部川を渡ります。約3.5Km先の喰代のバス停付近で県道は右カーブです。県道を約800m先の蓮池のバス停付近で左折します。、約1.2km先の左手に木代神社があります。この本殿左手丘陵が城跡です。

訪城備忘録

単郭の城館の多い伊賀において、主郭、副郭に加え、複数の郭を配するやや大型の城館です。 木代神社の拝殿前から左手に行き丘陵の上を進むと城跡です。神社の拝殿の右手に切通のような通路があり、かつ、さらに南側の社務所の先の鳥居から丘陵側に入ると古道跡(切通)なのか堀切なのか微妙な地形も残ります。拝殿の横から丘陵上に登ります。尾根を進むとすぐに平坦地があり西側下の土塁があり空堀のような地形がこの土塁のところから平坦地の北側丘陵頂部まであります。これを越えると前に切岸が切り立ちその下をL字状に深い空堀が残ります。切岸に登るとクランク状に丘陵削り残しの土塁があります。空堀の上は主郭の南の櫓台と土塁、東側は主郭と副郭を隔てる土塁、北の土塁は副郭の北の半分の土塁として使われます。クランク状の土塁の左手(西側)は主郭、右側(東側)が副郭という事になります。副郭は北側に明瞭な平虎口が残り、東側、南側にも土塁が巡り、きれいな方形の郭が残ってます。副郭の北側には副郭の土塁に繋がった北郭があります。その先の北の尾根には郭と東側には長く土塁がありあます。この丘陵尾根の西側はやや谷状になっていて、北郭の谷を挟んだ反対側が主郭の郭と言う事になる感じです。主郭は竹藪がきついこととやや破壊があるのかなわかりにくいですが郭は広いです。副郭の土塁、主郭南側の空堀は一見の価値はあります。

木代神社鳥居
歴史

吉田氏の居城とされ、周囲の百地氏、喰代氏とともにこの地区に力を持っていたようです。

主郭切岸南下空堀    副郭虎口と土塁
副郭虎口と土塁
  
神社拝殿横の切通     南端の堀切状
丘陵南端郭の西下土塁    南端郭     
南端郭の北側空堀    L字空堀からの主郭南側空堀
主郭南側L字空堀
主郭南側L字空堀
L字空堀からの主郭南側空堀
主郭南側櫓台    櫓台から空堀を見る
北郭横から副郭虎口と土塁
副郭の北半分から東側土塁    副郭の南側土塁
副郭の南側から東側への土塁
副郭の南側から東側への土塁
副郭虎口と土塁
北郭と切岸    北尾根の土塁
主郭
木代神社本殿

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