伊賀 重瀬氏城



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                 北の虎口と土塁           

@ じゅうせしじょう 
  別名:重瀬城・重瀬氏山城・重瀬本城  

A住所:伊賀市猿野(ましの)〜下阿波
    旧:阿山郡大山田村

B目標地点:
C形式:丘城  D比高:50m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀切・堀?・標識
G時代/人物:室町期/重瀬氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  標識から20分

J撮影・訪問時期:2018年12月

  

道案内 

名阪国道(国道25号線)の中瀬インタを下り、国道163号線に入り大山田方面に進みます。8Km先の平田の信号(伊賀市大山田支所手前)を直進します。さらに約8km先の信号を通過します。(左は富永の集落の外周を迂回して「さるびの温泉」への道です。) 信号から約2km先、(新大仏寺の入り口の約400m手前)を右折します。 目の前の丘陵に城跡があります。先端に出城、中心に重瀬氏城、東側に中垣内城があります。右折してから丘陵の左手を進みます。約700m先の右手に「重瀬氏城跡」の標識があり、そこを右折します。50m先にゲートがあり、このゲートを越えて20m先で左折し古道を進みます。右手に元牧場の施設を見ながら進み、施設の裏手から斜面を登り尾根まで登ります。尾根を右手に進み、300mほど先が城跡です。

訪城備忘録

ゲートを過ぎると道は右にカーブして元牧場の牧草地に入ってしまいます。ここで30分ほど彷徨いました。案内ルートの通りゲートから20mほどで左に入るか、元牧草地に行ったらまっすぐや右への道には行かず最初の左への道に行くと元牧場の施設のところです。 さて城跡ですが、尾根を西に進んでいくと、土橋・一騎駆け状の細尾根を越えると、薄くはなってますが、主郭手前の堀切・土橋に至ります。ここを越えて主郭切岸斜面を登ると反対側は周囲を土塁に囲まれた主郭です。整備をされたんでしょうか?主郭は(周囲もそうですが)藪にもなっておらず見学しやすいです。主郭は周囲を土塁が巡り、北と東に虎口があります。両虎口とも石が散乱していたり、石列があったりで、何らかの石積みがされていた感じです。東の虎口の外側には腰郭的な平坦地が付属してました。反対側は竪堀状の斜面が2条ほどある感じですが、遺構かは?です。 北側虎口を出ると左手側から西側にかけて横堀が巡っている感じです。また、副郭状の平坦地がありました。低い土塁が巡っている感じに見える副郭はけっこう広い空間です。副郭から主郭を見るとなかなか高い切岸です。典型的な伊賀の城ですが、なかなかいい感じの城跡でした。

麓の城跡標識
歴史

詳細は不明ですが、室町期の重瀬氏の本拠と考えられます。

東の虎口    北側の堀?
    主郭の標識  元牧場から城跡遠望
地理院地図より
  
南東尾根から城跡に入る地点の堀切・土橋
主郭の周囲の土塁
主郭内
東の虎口     東の虎口外側腰郭
東の虎口と石積み痕跡
主郭内と周囲の土塁
北の虎口
北の虎口の石積み痕跡
北の虎口外から主郭内を見る
主郭北側外切岸と堀
主郭北側の副郭?の平坦地と土塁
主郭外西側の空堀?
主郭切岸   主郭外西側
  
ゲートから20m先左手に入る   元牧場施設横から裏手を登る    

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