伊賀 松山氏城+早山氏城



ファイルNo3301


                           松山氏城虎口 

@ まつやましじょう+はややましじょう 
  別名  

A住所:伊賀市比土
    旧:上野市比土

B目標地点:龍王山
C形式:丘城  D比高:30m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀
G時代/人物:室町期?/松山氏、早山氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  10分

J撮影・訪問時期:2017年08月

  

道案内 

亀山市より名阪国道(国道25号線)で来ると、伊賀(上野)市の上野東インタで下り、国道422号線を青山・名張方面に進みます。12Km先の青山羽根の信号で右折し国道165号線に入ります。正面の龍王山に向かい木津川沿いの国道を進み、木津川と前深瀬川が合流する地点手前、青山羽根の信号から800m先で大きく山裾で国道が大きく左にカーブするところで右折し路地に入り山裾を進みます。道なりに300m進むと左手が龍王山への道、ここからさらに300m先、下り坂の途中に車1台停められる道が広がった場所があり、ここからさらに50m先、フェンスが切れているところから山に入ります。 この道を下り切ると木津川で、西側山裾にレストラン喫茶がなぜかあります(今は営業されてない様子)。この建物の裏手が城跡です。
 
訪城備忘録

東から来た木津川が大きくU字に迂回し前深瀬川と合流し北へ流れを変える地点、その先端が龍王山で、そこから延びる丘陵に城跡はあります。龍王山を左回りに巻くように路地は中腹まで登り左手方向に進みます。途中から下りになり西側に出るんですがその途中に進入路はあります。丘陵の西側の集落の一番南の家(レストラン喫茶)の背後に城跡は位置します。下り坂の途中の右側にわずかに道幅が広がっている箇所があり、ここから50mほど下ったところがフェンスが切れてます。そのから入ると道路に沿った窪地を越えるとこぶのようなピークの左斜面を進みます。前方に池の跡?と谷にその池の堤のような箇所が横たわってますので、これを越えて反対側に行くと松山氏城です。基本は伊賀典型の単郭の城です。登ってきた東側、北側、及び西側の空堀が廻っているようです。主郭は四方を土塁が巡り東と南に虎口と思われる開放口があります。北東隅は一段高くなってて櫓台でしょうか。北側の空堀は深く、これの北側が早山氏城です。南以外は低い土塁が巡ります。西側土塁に石積みの痕跡のような石列もありました。また井戸かなと思うような窪みもありますが、根の跡かはわかりません。北側の土塁は重量感もあり北東隅がやや高まりが大きいです。早山氏城の北側に下りると幅の広い平坦地、西側に虎口のような開放口、北側に土塁があります。これは自然地形なのかなんらかの城郭遺構なのか判断できませんでした。 城跡は伊賀典型の単郭の城の二つ合わせです。土塁の高さ厚み、中央の空堀は見応えあります。

遠望
歴史

築城時期は不明ですが松山氏、早山氏の居城と言う事ですね。

中央の空堀            早山氏城の土塁
  
虎口    松山氏城   空堀
松山氏城空堀
松山氏城虎口と土塁
松山氏城主郭を巡る土塁
松山氏城上段の土塁
松山氏城上段と土塁
中央の空堀
中央の空堀を早山氏城側の上から(向こうの土塁は松山氏城)
土塁   早山氏城   郭内
早山氏城郭内と土塁
早山氏城土塁
早山氏城北側下
早山氏城北側下
早山氏城北側下(城域側土塁)
進入口(フェンスの切れ目)      城域下から     

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