伊勢 稲垣城



ファイルNo2825

               主郭虎口と土橋               

@ いなかけじょう 
  別名  

A住所:津市白山町稲垣
    旧:一志郡白山町

B目標地点:萬福寺
C形式:丘城  D比高:20m 
E現況:山林

F遺構等:郭・土塁・堀・堀切
G時代/人物:戦国期/川原田氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  寺から10分

J撮影・訪問時期:2013年08月

  

道案内 

伊勢自動車道の久居インタを下り、国道165号線を西に進みます。約21.5km先、垣内の信号で左折し県道664号線に入ります。約2km先で左折した300m先が萬福寺です。丘陵の先端が城跡です。

訪城備忘録

南に延びた丘陵尾根の先端が東側へL字に曲がる位置に主郭があり、尾根先端まで郭がある感じです。主郭は土塁、堀が巡り、東側虎口が平虎口ですが土橋が架かり、分厚い土塁で形成されています。主郭以外の東に続く複数の郭には土塁はなく、館城を発展させた感じの城です。

城跡遠景
歴史

享禄2年(1529年)、川原田相模守実秀が築城したとされます。川原田氏は北畠氏の家臣で、実秀の子の隆秀の時に蒲生氏郷に攻められました。そのあとを岡本修理亮が居城とし、岡本氏も北畠氏の家臣であったようですが、その後は織田信雄に従い、さらに蒲生氏郷に従いましたが、天正十二年(1584年)、断絶したようです。

主郭土塁    主郭空堀
  
主郭西側の高い土塁      主郭土塁
空堀

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