伊賀 竹島氏城



ファイルNo1152

土塁・虎口が明瞭に残り、規模の大きな館城です。

          主郭内から土塁    

@ たけしましじょう 
  別名 

A住所:伊賀市愛田
    旧:阿山郡伊賀町 

B目標地点:愛田公民館の裏手・松栄寺の東300m
C形式:丘城  D比高:30m 
E現況:山林 

F遺構等:郭・土塁・堀・石碑・説明板
G時代/人物:室町期/竹島氏
H満足度: 凸凸
I最寄の駐車位置からの主郭までの所要時間:
  20分
J撮影・訪問時期:2005年05月・2005年08月
         2020年09月

  
土塁

【道案内】 

名阪国道(国道25号線)の下柘植インタを下り、県道146号線を南下します。600m先に斜め左手に入る道に進みます。(ここを通り越したらインタから1.2Km先で左手集落に向かって左折し田んぼの中の道を進んで集落に進んでください) 800m先の集落の中の道沿い左に愛田公民館があります。この横の路地を入り丘陵先端に進みます。道はいったん左手に20mほど上がると左折して山に向かい林道に進みます。200mほど進んだ左手に城跡への登り口があります。要所に案内標識がありますので迷わないとは思います。



【訪城備忘録】

登り口から少し登ると副郭のような削平地が左手にあります。土塁が郭の外側に円弧状で残ります。そこを過ぎると主郭土塁外側下で空堀が巡ります。説明板が設置してあり、土橋を渡り、ここから右手に登ると主郭です。主郭は60m四方ほどある感じで広いと感じます。これに2mほどの土塁が周囲を巡ります。南側(登って来たところから反対側)に付属郭への明瞭な虎口が残り、その上に城址碑が建っています。基本は単郭方形の城に見えますが、主郭前後に付属郭があり、主郭の規模は大きな城です。



【歴史】

室町期に北畠顕能に属した竹島景義にて築城したといわれます。十三代目景勝に松尾芭蕉の姉が妻として嫁いでいるとのことです。

愛田公民館説明板     城跡登城口
  
  
虎口
  
虎口の土塁に建つ城址碑
  
主郭東下空堀と土橋
現地説明板より
  
主郭東下付属郭土塁状
主郭東下空堀手前
主郭北側虎口
主郭内と土塁
主郭南側土塁・櫓台・虎口
主郭の南の付属郭への虎口
主郭内

近くの城・関連の城:

          

主郭外東側の郭の土塁      主郭空堀   
主郭内    城跡遠望